11章 3話 烏合の衆をバスに詰め込め
(カ)やったぁー出番だぁー!笑
(リュ)オレは?オレは??
(ル)憑依はまだ先ですよね…?
ルカそればっか笑
それでは始まります!It's show time!
ピピピッピピピッという目覚まし音に今日は飛び起き、ルカは軍服に着替える。同室のカホ様よりも早く着替えたのはこれが初めてかもしれない。
そのくらいルカは今回の出張を楽しみにしていた。
「行きましょ行きましょ!」
「ルカちゃん財布忘れてるよ~!」
「えー、持ちましたよ!」
「エッじゃあこれ誰の…?」
そう言い、カホ様が手に持っていたのは昨日の帰り拾った財布だった。
あーそうだった、とルカがカホ様の元へ走り、昨日拾ったことを話すと、カホ様はやばいじゃん、と笑った。
そうなんですよ、と談笑しているとそこへ
「…それ、俺の財布」
という声がした。
「あ、そうなの?昨日拾ったんだけ…………」
振り向いてルカは絶句した。カホ様もあちゃーと顔をしかめた。
そこにいたのは金子隊員だった。
「は、はい。どーぞ」
ルカ挙動不審になりながら手渡した。
金子隊員はそれをひったくると何も言わずに去った。
お礼とか無いのかよ!と思ったが、怖くてとりあえず声はでなかった。
人を殺せるんじゃないかってくらい冷たい目…
「ひぃ~!笑」
しばらくしてからルカが肩を抱え悲鳴をあげると、カホ様ははぁぁとため息をついた。
「金子隊員はなーんで…ねぇ笑」
それは私が聞きたいですよ、と言いルカはバスに乗り込んだ。カホ様も首をかしげつつも乗り込む。
ルカとカホ様の席は3列目の右側である。
「あ、ルカちゃんタイヤ側代わってくれる?酔うの…」
「あ、はい!わかりましたー!」
などと会話していると
「そうだね笑ルカは無神経そうだから酔わなさそう笑」
日比野隊員が茶化してくる。
隣の席の松浦隊員もツボに入ったらしい。くくく、と小さく笑った。(失礼な…)
「な!?そんなことないです!酔い止め飲んでるんです!」
「へぇー( ・∀・`)」
…反論を試みたが、日比野隊員の方が一枚上手であった。
ルカは唇を噛みぐぬぬ…と唸った。カホ様はくすくす笑うだけであった。
「ルカちゃんなら丈夫そうだもんね笑」
そしてついには前列のリナ先輩にまでバカにされる始末。
ルカはもういいもん、と言いぷいっと窓の外を見た。
皆は、拗ねた拗ねた笑と笑ったがルカは外に釘付けだった。
なんじゃあの大量の防寒具は!?
「えっルカちゃん知らない?スノウランドはカンタイだからすっごく寒いんだよー」
と、リナ先輩。
カンタイって…寒帯?
永遠夢の世界ではカタカナなんだーとルカは思った。
「そうなんですか?」
「そーそー。ちなみにここはオンタイの組織だからなー。いやぁサバクとかじゃなくて良かった!笑」
などと日比野隊員。
松浦隊員に至っては、
「サバクの組織に派遣されたら辞表だすわ、俺」
…組織愛の欠片もない発言である。
どうやらこの世界にも気候はあるらしい。そして、組織は自分達のいる組織だけではないようだ。
…まだまだ勉強が足りないなぁ。
ルカは改めてそう思った。
(松)キタ━(゜∀゜)━!俺出番あった!
(日)俺もー!笑
(リ)私も…!
(ル)よしよしよーし!着くまでは憑依しなさそうだ!
そして全員小躍りした。今回でなかったキャラは遠い目をしていたが…。
読んでくださりありがとうございました!ではまた次回の小説でお会いしましょう。じゃあ、ばいばいっ( ゜∀゜)ノシ




