なんてこったい(>_<)!
ジブラルタル奇襲作戦では双方とも大損害。
さあどうする?
ジブラルタルの泊地はどえらいことになってしまった。
弾薬輸送船が2隻爆発した。
ドックのクレーンやらも被弾した。
さらに問題なのは、工廠の人員の被害である。
たとえ、本国から機材を輸送船団で運んでも、本国ですら払底してる軍艦に関する熟練工員などは簡単には調達できないのである。
したがって、ジブラルタルは艦船の支援の面からしたら、一からやり直しの状態と化したのである。
そこへもって、被弾損傷したのがウォースパイトのような大型艦であり、イラストリアスのような装甲空母である。
頭を抱えたイギリス海軍は、結局アメリカの力を借りることになったのである。
と、ここまで書けば、ドイツ海軍万歳!なんですが、こちらも虎の子のビスマルクがA及びB砲塔の修理、さらに衝撃で以前の被雷箇所の漏水というオマケも付いた(>_<)。
またシャルンホルスト級が仲良く中破(>_<)。
ビスマルクの被弾のうち、A砲塔は比較的損傷程度は低い。
砲身の交換で済む。
しかし肝心の砲身が「在庫なし」。
H級の建造中止が発令されたから、すぐ交換できるような砲身がないのだ。
通常は内筒の交換で、磨耗した部分のみ交換だけで済むからそんなには必要ないし、そんなバカスカ戦艦が主砲をぶっぱなしまくるハズがない。
とか言う理由から、素材の発注の段階であったのだ。
まさかウォースパイトから二発も砲身に当ててくるなんて思いもよらずであったから。
一方、B砲塔はもう少し厄介な箇所を被弾した。
砲塔を旋回させるバーベットの部分に著しい歪みが生じ適切に砲塔を旋回させられなくなったのである。
これは、とんでもない偶然でB砲塔の発射のタイミングと、ウォースパイトの発射のタイミングがかち合い、B砲塔が自己の主砲の反動をしっかり受け止めている最中にもろに、直撃されたのである。
その結果想定外の衝撃荷重が主砲基部に生じてしまった(>_<)。
このため、バイタルパート奥深いとこまで亀裂、歪み、が生じてしまった。
ウォースパイトを見たイギリス艦政本部の担当者同様、ビスマルクの修理の担当者は頭を抱えたのである。
部品たる砲身は、いつ来るやらわからん。しかし司令部からは「早く直せ」の催促。
しかも、破損したビスマルクをさらに痛めつけんとするイギリス空軍の野郎どもまで来るにあたり、在ブレストの担当者は悩んだ挙げ句、「2個1」にしたのである。
つまり砲塔が基本的に異常ないA砲塔に、使えるB砲塔の砲身を積み替えたのである。
B砲塔については、後日新たな装備を予定して一旦は撤去となった。
砲塔を取り去った後には後に強力な対艦兵装を追加することになったのである。
担当者曰く「文句アッカ?」で一件落着させたらしい。
また姉妹揃って病院送りになってしまったシャルンホルスト級は、どさくさでグナイゼナウも38センチ砲に交換できる見込みである。
また副砲も、高角砲に変えられたというおまけも付いた。
わが大西洋艦隊司令部のなかでは密かに「焼けブトリ」と称されたそうな(^-^)。
B砲塔のいく末はいかに?




