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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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アルハンゲリスク攻撃の影で

アルハンゲリスクの付近の海岸に、アメリカ海軍軽空母と日本の輸送船がわずかな護衛と共に到着しましたが

アルハンゲリスク攻撃でレーダー基地が破壊されて、ソ連軍の防空網にほころびができた頃、夜明け間近い、アルハンゲリスク沖合いに、アメリカ海軍の軽空母サイパンがわずかな供回りをつけただけで忍びこんできたのだ。

そしてまるでカトンボのような機体を連続して発進させていく。

Hー13小型ヘリコプターとHー19輸送ヘリコプターがせっせ、せっせと人員、装備を運ぶ。すでに寒い時期であり、人気もない海岸に、機材を運び込んでいる。


Hー13は偵察、連絡の任務につき、最新鋭のHー19は、この時期の輸送ヘリコプターとしては最強クラスであり兵士や小火器を運んでくれる。


運ばれているのは、「ちょいと危ない奴ら」である。

サハラ砂漠で活躍してきたイギリスのLRDGや、SASなどの特殊部隊、ドイツのブランデンブルグ特殊部隊、アメリカのレンジャーである。


史上初のヘリコプターによる上陸作戦は、もっと宣伝してもよいような、エポックメーキングな話だが、多国籍の特殊部隊による極秘作戦だから、近年ようやく公開されたくらいなのである。


偽装は徹底的で、例えば、今回使われたHー19も「公式には初飛行前」である。

しかし、一定の機数が確保され訓練され実用されている(^-^)。

またHー13も本来は本国で訓練に携わっているはずの機材である。


なお、さすがにこの時期、ヘリコプターでは車両輸送には使えないため、日本陸軍!の輸送船「あきつ丸」が大発を提供して輸送支援を行った。


これも、黒海から日本に帰ったふりをして(途中では同型船の名を騙るなどまでして)遠路はるばる北極海近いところまで回航されてきたのである。


本来、この極秘作戦には、日本軍も兵員を提供するつもりではあったが、「この近辺には黄色人種がいないから目立つ(>_<)」というやむを得ない事情から、後方支援のみ提供することになったのだ。


車両もソ連軍から捕獲した車両や米英からの供与車両にあるものを陸揚げした。

塗装も事前の偵察でご当地らしい塗装を施したり、ナンバーはわざと汚され解りにくくされている(^-^)。

このあたりは隊員たちには知らされてない、例のNKVDからもたらされた情報を活用されているのだ。


上陸した部隊は、分散しながら各経路でモスクワ郊外の施設を目指していくのである。


狙うは「スターリンただひとり!」


思いっきり戦線後方に特殊部隊を投入しました。

第3軍正面とかからでない大胆な迂回しての潜入作戦であります。

どうなりますやら

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