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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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ソ連への偵察活動

連日、ソ連の領域には、様々な偵察機が侵入、あの手この手を使って情報収集をしている。

そのある日のことである。

ある日のことである。

ソ連軍、政府の動きなどについて、毎日、多数の偵察機を動員しての偵察行動が行われている。

最も時間をかけて、戦略的な偵察活動をするのは、RBー36である。

電波情報、写真などさまざまな情報など広い範囲に渡り、戦略偵察機として活動している。


Fー13、後のRBー29は、通常型のBー29に紛れて、爆撃後の戦果確認を行っている他、爆撃隊に先行してチャフ散布を行うわ、レーダー電波を測定しては、レーダーサイトを発見したり等、サンクトペテルブルグに展開した地の利を生かして地道な偵察を続ける。


また、モスキート偵察機、Fー5偵察機なども低空飛行で、ソ連軍防空網を かわしては戦術的な偵察に活躍している。


その中でも、自由フランス軍に所属して、東部戦線にはせ参じたフランス人操縦士の飛ばすFー5B、つまりPー38改造の偵察機の活躍は話題になっていた。


「高齢かつ高名」な操縦士なもんで、心配する周りが危険な偵察飛行を止めるのも聞かず、様々なつてを頼りに出撃しては、きちんと基地に情報を持ち帰るのである。


さすがにそのフランス人操縦士には、出撃制限が課せられ、たのであるがその最後の出撃を前にして、彼の機体は夕方になっても帰って来なかった。


基地では、直ちに捜索を開始し、他の前線飛行場に降りてないかなど、問い合わせたりしたが、返事はなく、彼の機体の燃料が尽きるであろう時刻を持って、未帰還機として、本格的な救難捜索活動を開始した。


予定航路に従ってSBー17が飛行し、捜索していく。

また真っ黒に塗装されたカタリナ水陸両用飛行艇も動員される。

また夜間に低空飛行で敵地に情報部員を送り込んだりするライサンダーなんかも、捜索に協力する。

そしてこれらの捜索隊が安全に捜索できるように、Pー82夜間戦闘機隊が、戦闘空中哨戒を実施までしていたのである。


またアメリカ第3軍と、日本陸軍のウクライナ派遣隊の間の連絡任務にあたる100式司令部偵察機4型も、その快速を生かして捜索に参加した。


この当時も珍しい、戦略偵察機として開発されたこの機体は、日本軍機として初めての「使える」排気タービン搭載機であり、ジェット機以外で最速の日本軍機であった。


そして彼らが早朝の黎明期に、地上から手をふる操縦士を発見して、ウクライナ派遣隊の3式指揮連絡機に出撃要請が出され、Pー82さらには3式戦闘機2型が直衛する中で、無事にフランス人操縦士を救出に成功、 ウクライナ派遣隊の前線飛行場に収容したのである。


それから、その基地には、米軍、英軍、フランス軍、ドイツ軍など各国軍の様々な機体が飛来、帰ってきたフランス人操縦士を歓迎する、大宴会となったのである。


この時の不時着の経験は、救出された「サンテックス」こと、サン=テグジュペリにより「星の王子様」の続編となって、後世に残されることになる。



史実では地中海でドイツ軍に落とされたのが確認されたサンテックスですが、歴史が変わってたらと思い、話に入れました。

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