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イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
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対米戦後の日本

対米戦後の日本の様子です

日米休戦の後の日本の政治体制について触れておきたいと思う。


まず、軍事面である。

大陸からの撤退が大幅な陸軍兵力の削減になったが、一方でいまだに遅れている軍の近代化のために、更なる削減が行われるようになった。


まだ詳細は未定だが、陸軍は十数個の機械化師団を中心とした、国内防衛、特に離島などにも配慮さた部隊に再編される模様で、大規模な部隊が必要ないために、当面徴兵制度をしかない方針も発表された。


海軍も、空母機動部隊のうち、ジェット機を運用可能な空母以外は予備艦艇として、艦艇を減らすことになった。

さすがに長門の退役は波紋を呼んだが、退役後横須賀にて記念艦となるのが決まっている。

後、大和級以前の戦艦の多くは退役し、巡洋艦も多くが予備や、他国に融通された。トルコには、第二特務艦隊の艦艇の多くが譲渡されたりしたのが例である。


なお、戦後はじめての「空軍」が編成された。

イギリス空軍をモデルに、ジェット機により防空、限定的な攻撃能力を保持することになった。

(これは実質的には陸軍航空隊の末裔である)

これは万が一対米戦が休戦に至らなかった場合、確実に本土空襲て悲惨な結果になっただろうと、判明したからだ。

今後、ソ連あたりが復活しないともかぎらない以上、本土防空は大事なのである。


政治面では、やはり戦争も終わったことだし、大幅な自由化が認められるようになった。しかし大日本帝国憲法の改訂には様々な障害もあり、順次可能な範囲で改訂が予定されている。


経済面は戦時生産が減少したため一時的な不景気があり、日本共産党などが反政府活動するネタにしたが、アメリカとの貿易協定などや、独立した朝鮮半島で早速主導権争いからの内戦が勃発して双方が日本から物資を購入などしたから、経済の落ち込みはわずかになった。


とりあえず、1950年代は、たまにある災害を除いておおむね安定した暮らしが日本にもたらされたのである。


決してユートピアではないが、焼かれてもいないし、占領もされません。ただし、軍事力は小粒に


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