表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イギリス海軍の疫病神  作者: 通りすがりの野良猫
143/208

奇襲だ!でも誰がどっからだ?

襲われたソ連軍基地は大混乱

ウクライナ北部、ゴムリの街にあるソ連軍基地は、真夜中に突然の奇襲を受けた。


まずは、外周を守る監視塔が銃撃された。

しかし、撃たれているのはどうやらDP軽機関銃であり、他にも使われている火器はどうもソ連製である。

守備隊が混乱していると、有刺鉄線からなる障害物は火薬を詰めたバンガローによる爆破で、数名が通れる通路が開かれた。

そこから、なにやら荷物を背負った部隊が突入、暗闇の中でも適切な射撃を短切に行い、ソ連軍の抵抗を排除していく。

真っ暗な中でも、ドイツ軍は突っ込んで行く。


今回はスピードが命、レーダーステーションは持参した無反動砲やパンツァーシュレックで爆砕している。それでも可能な範囲で情報収集したら撤退となる。

やってきた部隊はあのスコルツェニー大佐の鍛えたドイツ特殊部隊であり、彼らの背中にある荷物は初めてドイツがバンパイア計画で実現した暗視装置である。

赤外線を投光すると、その反射光で確認できるって寸法だ。


さらに彼らを運んできた車両こそが、FB器、つまり湿地車である。

元々は満州で使うつもりで開発された車両である。雪の上や水上、さらに泥濘地帯もクリアできる輸送車両としては、優れたものであるが、満州からも撤退したから、約200両ほど生産したこの車両もお蔵入りしてたのである。

今回の作戦は通れないと考えていた湿地は湿地車に曳かせた橇に隊員と装備を搭載して突破、夜で見えないはずなのは、

暗視装置で切り抜ける、技術的奇襲作戦になったのである。


さらにレーダーが無力化された後に黎明と共に空挺部隊が基地近郊に降下し挺身隊に合流して、空挺堡を確保した。


これに呼応して南部、中央軍集団はモスクワ目指した攻勢に出たのである。

作戦名は「タイフーン2」以前攻略できなかった雪辱を果たす命名である。



さあ南からも、本格的な侵攻作戦開始です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ