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3式中戦車現地改装
主砲威力の不足が指摘された3式中戦車であるが、主砲を更新して生き残りをかけたのだ
3式中戦車については、現地改装されることになったのである。
主砲には、大量に捕獲されたTー34の主砲が選ばれた。
砲身長など、オリジナルの90式野砲に近いものであるがより高い初速で国産品より強力な徹甲弾を発射可能だからだ。
戦場から回収された主砲を取り付けてみると、榴弾砲をそのまま着けた90式よりスペースにゆとりあり、戦闘動作がやり易いと評価されるし、結局、後に3式改中戦車として制式化されるのである。
遺棄されたTー34を利用した射撃試験でも成績良く、3式改は大阪砲兵工廠で国産化(つまりはソ連のやつの未承認のコピー生産)が順調に開始されてからは、スムーズに改装が進み、一時期は我が陸軍の主力戦車となったのである。
さすがにより高性能の4式の普及してからは、予備兵器になり、独立した大韓民国にも販売されたが、朝鮮半島を舞台にした内戦では南北に別れた3式改が互いに撃ち合う記録を残したのである。
さあどうなるかな




