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殺人の救世主  作者: おじさん
とある少女と殺人鬼の話
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2-17

とはいえ、明日もこいつを使うことになるだろう。


何年も使い込んできた刀だ。それなりに愛着もある。


今日は念入りに手入れをしておこう…。何があってもいいように。


それに反応したのかどうか知らないが、一瞬刀が鈍く光った気がする。


上手く表現出来ないが、こいつは喜んでいるように見えた。


「…明日も頼むぞ」


独り言のように呟いた言葉に、また刀が鈍く光る。


物に意思が宿るなんて馬鹿げた話だが、妖刀ならあり得ない話でもないだろうな…。


言うなれば、一番付き合い長いからなぁこいつとは。


最近は構ってやれなくてすねてたのかもしれないな、と苦笑する。


そろそろ夜も更けてきた。朝までまだまだ時間はあるだろう。


後少ししたら俺も寝ることにしよう。


殺人鬼の性なのか、寝てても人が近づいてくる気配が分かるが…。


いかんせん気は全く抜けない。ここはあくまで森の中なのだ。


俺が気を抜いて夏生まで殺されたら笑えないからな…。


取り敢えず時間潰すか…。


っても何もする事ないんだよなぁ…。


…夏生でも眺めてるか。


毎日寝顔見てるけど、飽きないもんだな。


絹のような美しい艶のある黒髪。


白い肌に整った顔立ち。…よくよく見なくても相当美少女だよなぁ…。


絶対10年後なんか男は放っておかないだろう。


俺が幼女趣味だなんだ言われるのは正直仕方ないことだと思います。


一緒に生活すれば分かる。行動の一つ一つがもう可愛すぎて参ってしまう。


あの日、夏生を助けて以来。


俺の殺人鬼としての威厳がどんどん失われてる気がするのは気のせいだと信じたい。


それ以上に得たものが多いから正直どうでもいいけどね!!


さて、そろそろ寝るか。


明日はきっと大仕事になるだろうからな…。

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