2-10
「冷、たくて…気持ち、良い…」
海の目の前まで行き、海水に触れる夏生。
海を見るのが初めてと言っていたので、その海水の特徴も勿論知らないのだろう。
「夏生、ちょっとその水舐めてみ」
「…? 危なく、ない…?」
「俺が夏生に危ないことさせるわけないだろ?」
「確、かに…」
夏生は自分の指に付いた海水を、小さくて可愛らしい舌で舐めた。
身体が少し跳ね上がる。まぁ、そりゃびっくりするわ…。
「しょっぱい…」
「あぁ、海水には塩が混ざってるんだ。理由は分からんが」
「そう、なんだ…。陽は、何でも知ってるね…」
「大人だからな。また機会があれば色々教えるよ」
ふむ、昔得た色々な知識が結構役に立ってるな。
新しい知識を得て喜ぶ夏生を見れるという点では色々勉強しといて良かったと思います。
今日は気温も高いし、海に来るには最適だったな。
夏生とちょっと水遊びでもしようかな、と思って夏生の方を見ると…
「ちょちょ、ちょっと待て、夏生!!」
「…?? どうか、した…?」
「どうもこうも、何故着物を脱ごうとしているんだ!?」
ちょっと目を離していると、夏生の着物は既にほぼはだけている状態だった。
帯はもう取っており、夏生の白い肌が丸見えとなっている。
というか、夏生は前に買った黒い着物以外に何も着ていない。
ということは、つまり…
「お、おま、ほぼ全裸じゃねーか!!」
「陽、以外に誰もいないし、問題無い…と思った」
まるで俺には見られても問題無いみたいな言い方だな、オイ!!
首をかしげて、本気で不思議がってるところを見ると本当に問題無いと思ってるみたいだな…。
それにしても真っ白で、綺麗な肌だな~。まるで天使の羽みたいだ。
日に焼けない体質なのかな?あはは。
完全に変態ですね、本当にありがとうございました。
「いいから服着なさい!!…俺が危険なので」
「?? …分かった」
危ない危ない。危うく理性飛ぶところだったぜ。
この世のものとは思えないほどの美しさではあったのは間違いない。




