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…何やら外が騒がしい。
悲鳴…だろうか。相当大きな音が私の部屋まで聞こえてくる。
相変わらず光は射し込まないが、音は時々聞こえてくる。
しかし、これほど大きな音が聞こえてきたのは初めてだった。
今まで無音であった空間に響く音に不安を覚えた私は、言い付けを破り外に出ることにした。
これで何も無かったら…。…また、一方的な暴力が私を襲うだろうな。
天井…というか床にある扉を開けると、音が一段と大きくなった。
家には誰もいない。この時間にいないなんてことはあまり無いのに。
外からは色々な音が聞こえる。
悲鳴であったり、笑い声であったり…何かが燃える音であったり。
今なら誰もいない。外に出たところで止める人間などいない。
恐る恐る、家の入り口へと近付くと…。
「…え」
入り口のすぐ近くは赤く染まっていた。
その傍らには、赤い何かが吹き出している変わり果てた意地悪な姉がいた。
一瞬、何が起きてるのか全く分からなかった。
目の前で人が死んでいる。それも、身内が。
「…お姉、ちゃん…?」
正直大嫌いだった姉が、死んでいることに酷く衝撃を受けている自分に驚きだった。
またあちこちで悲鳴が上がる。それに伴って笑い声も聞こえてくる。
家の周りが既に燃え始めている。ここにいれば私もいずれ死ぬかもしれない。
あのまま部屋に篭っていたら間違いなく死んでいたことに身震いがする。
慌ててあらぬ方向へと走り出す。
人が、沢山死んでいる。
「…嘘、でしょ…?」
その中に、あの優しかった姉がいたのは言うまでもないことだった。




