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Cポイントをどっさり払い、
呼び出した「ロケット」に飛び乗って。
おれたちが現場を離れた後、
その「物体」は飛来してきた。
空を埋め尽くすほどに巨大な、
どこまでも黒い不気味な「球」は。
空気の摩擦で火花を散らし、
周囲の光と音を消し去り。
地上のありとあらゆる物を、
その質量で押しつぶし、
すり潰し、
平らにし。
ヒーローたちと怪人たちの死体を分け隔てなく1つに、
1つの「無」の形に呑み込んだ。
自動操縦のロケットの中、
おれは隣ですすり泣いている鉄の女の嗚咽を聞いた。
(あー、ダメだ、そんなの聞くと。なんだかこっちも気持ちがヘコむ……)
「元気出せよ、ミス・デリンジャー……」
気休めだけど、おれは話した。
「おれの家族があんたのファンだ。あんたのサインを欲しがってる」
——また今度書いてくれないか?




