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どこからきたかと聞かれれば、
遠い宇宙の彼方から。
どうしてきたかと聞かれれば、
それはだれにもわからない。
ひとつわかっていることは——
いまからおよそ一年前の、
とある流星群の夜。
ひとりの無職の男が暮らす、さびれたビルの屋根を突き破り、
「その物体」は部屋の天井に、大きな「顔」を覗かせた。
眠たく閉じたふたつの瞳。
幼児のように低い鼻。
唇はヒトのものというより、
どこか魚類のそれに似ていた。
ノヴァ
「NOVA」という名はあくまで仮称。
大きな顔の頬の部分に目立つ四つの「ひっかき傷」が、偶然この星でいうところの、
「アルファベット」に似ていただけだ。
N O V A (新しい星)
手脚も胴体さえもない、数メートルもの巨大な頭部。
その正体は謎に包まれ、生物なのか機械なのか、それすら地球の科学力では到底解明できないけれど。
NOVAはこの世にまたとない、
「夢見る機能」を持っていた。




