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絶対無職★シープマン  作者: taro_hanabusa
8.絶対無職★シープマン
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155/155

8-19



「元気そうだな、シープマン。さて、新しい仕事だが……」


そう言いかけてわたしの姿をまじまじと見た警視正は、


「……飛鳥《アスカ》、なにかされたのか?」


「なんでもねーよ。おい、充《ミツル》。親友《しんゆー》疑うこと言うな」


これにはわたしも色めき立った。


「この後に及《およ》んでシラを切る気か……! 男らしく、責任をとれ!」


ドリルを天井高くかざすと、


「あら、その話……興味深いわ。わたしにも聞かせてくれるかしら」


千夜《チヨ》さんまでもが合流し、アトリエが一気に狭くなった。



……結局、最後は全員で。

もう収まりはつきそうにない。



「羊一さま、今度はベルを! ベルのヌードをお見せしますわ!」


「奈良部くん、わかってるわね? つぎは当然、わたしの番よ?」


どんどん迫りくる女たちに、奈良部羊一、大ピンチ。

ひとりでなにやら呟《つぶや》きだした。


「あー、NOVA。聞こえるか? 『Cポイント』を使わせてくれ」


……んー、何に使うって?


——そんなの、決まってんだろが。



「ブシューッ」と白い蒸気を《《出さず》》。


絶対無敵で絶対無職、どうしようもないダメヒーローは、

ここぞとばかりにポーズを決めた。


「こいつがおれの最終手段! とっておきの、必殺ワザだ!」



『シープ・エスケープ!』 



「トンズラだよっ!」



バタバタ逃げ出す彼の背中を、わたしはシーツ片手に追った。


「逃さないぞっ、シープマン!」


(……いつか必ず捕まえてやる!)



わたしはサイボーグ・ポリス飛鳥《アスカ》。


いつまでもキミの隣を狙う、


諦《あきら》めの悪い女《オンナ》だからな!(笑)




END.



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― 新着の感想 ―
[一言] 完結お疲れ様でした。 シンプルで読みやすく1日で全て読めるほど楽しめました。 次回作や続編等また読みたいです 応援します。
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