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「元気そうだな、シープマン。さて、新しい仕事だが……」
そう言いかけてわたしの姿をまじまじと見た警視正は、
「……飛鳥、なにかされたのか?」
「なんでもねーよ。おい、充。親友疑うこと言うな」
これにはわたしも色めき立った。
「この後に及んでシラを切る気か……! 男らしく、責任をとれ!」
ドリルを天井高くかざすと、
「あら、その話……興味深いわ。わたしにも聞かせてくれるかしら」
千夜さんまでもが合流し、アトリエが一気に狭くなった。
……結局、最後は全員で。
もう収まりはつきそうにない。
「羊一さま、今度はベルを! ベルのヌードをお見せしますわ!」
「奈良部くん、わかってるわね? つぎは当然、わたしの番よ?」
どんどん迫りくる女たちに、奈良部羊一、大ピンチ。
ひとりでなにやら呟きだした。
「あー、NOVA。聞こえるか? 『Cポイント』を使わせてくれ」
……んー、何に使うって?
——そんなの、決まってんだろが。
「ブシューッ」と白い蒸気を《《出さず》》。
絶対無敵で絶対無職、どうしようもないダメヒーローは、
ここぞとばかりにポーズを決めた。
「こいつがおれの最終手段! とっておきの、必殺ワザだ!」
『シープ・エスケープ!』
「トンズラだよっ!」
バタバタ逃げ出す彼の背中を、わたしはシーツ片手に追った。
「逃さないぞっ、シープマン!」
(……いつか必ず捕まえてやる!)
わたしはサイボーグ・ポリス飛鳥。
いつまでもキミの隣を狙う、
諦めの悪い女だからな!(笑)
END.




