↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
革命流星伝  作者: 杉山薫
PR
1/39

1

ボクは今、樹海の奥深くの大きな木の下で横たわっている。正確に言うと行き倒れだね。まあ、樹海の奥深くで行き倒れっていうのはおかしいね。要は自殺しにこの樹海に来たんだ。痛いのも苦しいのも怖い。こんな奴が自殺ってやめときゃよかった。だけど、もう動くことすらできない。


 ボクの人生を象徴している最期だね。周りから見れば余裕がある状況であるのにいつも自分から逃げていくんだよ。今回だっておそらく自殺するような状況じゃないんだ。メンタルが弱すぎる。そう、単にメンタルが弱すぎるだけならどうにかなるんだろうけど、なまじ能力が高いだけにこのメンタルの弱さが仇になるんだね。


 ああ、もう意識が朦朧としてきている。もう一度やり直すことができたら今度は失敗しない。もう一度やり直すことができれば。そんなことできるわけがないか⋯⋯。


 ボクは信心深い人間ではないが、最期くらい神様にお願いしよう。神様、やり直しさせてくれ。


そして、ボクは死んだ。

死んだはずだった。


物語の始まりなんてこんなもんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。