49.おじさんの美しい涙
うぁ、
おじさんに抱きついてきた、
思わず避けちゃったよ
こわっ
「そうか、独りぼっちで大変な目に合って、どうかこの世界を悪く思わないでくれ!」
あー、まぁー、元々親友と呼べる奴は同じクラスにいなかったし
「あー、わかってるよ、それで魔物の肉を売れるのかい?」
おじさんが答える
「うむ、王都新聞に記事として出してしまおうと思う、そこで、お願いだが、キングクラブを狩ってきてくれないか?一匹分だ、とんでも無く旨い事を記事にしてもらう為に、新聞社で食う為にな」
えっ、新聞あるんだ
「えっ?あぁ、紙すきも、凸版印刷も教えてくれたのは異世界人だよ、
まぁ、新聞は月に1度、買うのは主に貴族だが、興味を持った貴族が食ってみたいと思わせれば、
安全面の調査ののち、食えるようになるはずだ、
そうすれば新たな需要が増える
ジュウイチジの村での商売帰りに空になった荷馬車にカニ足を積んで帰れば俺たちも潤ういい話だ」
そうだね、でも、明日には次のジュウジの町に行こうと思ってたし、今からカニ一匹狩りに行ってこよう、おじさんも、明日には王都に帰るだろうし
日もくれた頃ではあるが、
僕は、おじさんの荷馬車でカニスポットへ、2匹程狩って、魔石は僕の取り分、カニ足はおじさんの取り分として荷馬車に積む、その後の転移場所に戻りカニの足を1本貰った、あと小袋を貰った、
中身はお金だったカニのお礼だそうな、
さっきカニ足ひと口しか食べて無いし
じゃあ早速、僕は火をおこす為に
木を、こすりはじめた
「お、おいおい、何をしてるんだ??」
「なんと、木を、こすって火を・・・
そうだよな、グスッ
大変だったんだな、わかるぞ!」
いや、大したこと無いけど
やばい、逃げる準備を、、、
「これをやるよ、」
貰ったのは、ライター?
サイズ的には、ZIPPOのライターみたいだけど、真ん中に魔石が固定されている
「それは、魔核ライター
蓋を開けると、魔核に込められた魔力がライター内部の火の魔法陣を通って魔法が発動し小さい火を灯す、
蓋を閉めると、火の魔法陣に蓋の方に書かれてる余計な魔法陣がくっつく事で、火の魔法陣がいびつになって内容が無効になる
まぁどこにでも売ってる日用品だがあると便利だろ」
僕は魔核ライターをゲットした
そして、焚き火に火をつけた
ライターの火をは魔法なので別に熱くないが、焚き火に火をつけた途端に暖かくなった
うん、魔法の火で薪に着火した場合、着火後は普通の火なのね
当たり前な話だけど確認しとかないと
「あと、これもやろう」
今度は水筒?
「蓋を閉めると、内側に一定の量の冷たい魔法水が作られる水筒だ」
僕は有り難く貰っておいた
例え僕は魔法で作られた水が飲めなくても、
それがバレると、このおじさん又泣きながら抱きついて来るから




