告白
誤字報告ありがとうございます。
これがラストです。
今後とも何かありましたら宜しくお願いします。
弥生のサービスは終わり、彼女は僕の腕の中で眠る。
「ありがとう。お疲れ様」
眠っている弥生の髪を優しく撫でる。愛おしい。僕自身が眠るまでその行為を続けた。
もそもそと動く気配に目が覚める。弥生が起きてベッドを後にした。昨晩は弥生に色々と頑張ってもらった。もらったが今朝の息子はもう元気である。やっぱり入れたいな。
悶々とはしたが諦め、もう一度布団に潜った。
「おはようございます。起きて下さい。朝食の準備が出来ましたよ」
横から優しい声が聞こえてくる。目を開けると弥生の顔が真っ正面にあった。自然に顔を近づける。
「んーんー」
聞こえなーい。弥生が目を開け何が訴えようとしているけどキスぐらいは好きにさせてくれ。
「長いです」
一度、口を離すと弥生から苦情がはいった。
「嫌い?」
「大好きです」
再びキスを始める。
満足してやっと起きあがる。僕はシャツ。パンツのまま。弥生はパジャマ姿だ。
「お味噌汁さめちゃいましたね。今温め直します」
「ごめん」
イチャつき過ぎて起きるのが遅くなってしまった。素直に謝る。
「大丈夫です。私も我慢出来ませんでしまし」
弥生を我慢出来なくしたのは僕です。弥生カワイ過ぎなんだよ。彼女は淡々と今日の予定を話出す。
「今日の予定ですが、ご飯食べたら先生は一度、家に帰って下さい」
「このまま、一緒にデートでも良くない?」
「ダメです。待ってますから」
「まだ難しいなヒント」
嘘です。検討はついてます。弥生が弥生なら場所は100%あそこだ。
「今回はノーヒントです」
「今回は?」
「ええ、毎月一度、待つことにしました」
「ずーと気づかない可能性もあるよね?」
「その時はその時で」
僕はそんなに弥生を待たせるつもりない。
朝食を頂いた後、僕は言われるまま自分の家に帰る。素早く身支度を整える。そのあと下の店にでむきサプライズの物を回収する。店員曰く『頑張った』とのこと感謝しよう。
全てが調い、いよいよ初めての出会いの場所へ赴く。
待ち合わせをした訳ではない。だか確信がある。僕は映画館前の様子を伺う。
いた!懐かしいぐるぐる眼鏡姿だ。高校生の時と同様なラフな白のTシャツ。藍のジーンズを履いている。
髪は高校時代の黒髪とは違い、パーマをかけ茶髪。左の薬指には僕がプレゼントしたダイヤの指輪を着けていた。
間違いないなく弥生だ。
「待った?」
普通に声をかける。弥生は驚いていた。
「いつ気づきました?」
彼女は満面の笑顔をして質問してきた。
「おとといかな。ここの場所を指定されて、場所を考えているとき、学校の図書室で大人の弥生の幻を見まして」
「葵ちゃんと被りました?」
弥生の方から川田の名前が出てきた。彼女自身も似ていると思ったようだ。
「えぇ。川田には感謝している。そこからは記憶を思い出すのは早かったよ」
「もう少し、お話をしたいですが映画どうします?」
「先に映画を見ようか」
「はい」
二人で映画館に入る。あの時とは違い二人同時に入館。宇宙戦争の続編。ファイナルだ。
「ねえ。確認だけど。僕がこの時間に来なかった、どうするつもりだったの?」
「普通に映画見て帰ります。ファンですから」
「いや、そのあと来月とか」
「映画館の前で待つだけ待って別な場所へ向かう?その時にならないとイメージがわきません」
「ふうん。そう」
完全に無計画。思いつきで行動していたらしい。
「先生が今日来るのをわかってましたから」
取って付けたような嘘を。ま、いいか。気づけたし。今は映画を楽しもう。
エンドロールが流れる。偉大なる映画が最終話を迎えた。迎えたんだけど。えーと、これで終り?モヤモヤが残る。伏線が回収仕切れていない。これ、絶対続きあるよね?
館内の明かりがつく。人々が足早にその場を後にする。
「先生。モヤモヤします」
弥生も同じように思ってようだ。
「ああ。あそこに行こう。飯ぐらい奢るよ」
「はい」
彼女は終始ご機嫌だ。僕も色々な想い出が甦って来る。
もう一つの思い出のファミレスに向かう。その建物は今でも存在していた。内装だけは流石に変わっていた。
「あそこは、違うと思うですよ」
席に着くなり弥生のマシンガントークが始まる。宇宙戦争に溜まりに溜まっていた思いを吐き出す。この10年以上、映画について話す相手がいなかったようだ。僕は『うんうん』と聞き手に回る。
「あーすっきりした」
「今度は僕の番かな?」
「はい。何でも答えれますよ」
弥生はリラックスしている。僕の緊張はマックス。準備した白い箱を取り出し蓋を開ける。
「結婚しようか」
弥生にとっても予想外の言葉が来たらしい。フレンドな態度を改める。姿勢を正し返事をくれた。
「はい」
プロポーズに成功した。元々ここにたどり着いた時点で問題はないとは思っていた。僕達は結婚する。
その後、僕らの家族の話になった。文ちゃんはきっちり弥生さんの妹だった。
「文が娘だったら、サプライズ過ぎるでしょ?」
なにはともあれ僕は今幸せだ!
これで完結です。
読んで下さった皆様ありがとうございました。




