パーティー
誤字報告ありがとうございます。
この作品はもうすぐ終了しますが、
今後ともご指導宜しくお願いします。
弥生家で僕の完治祝い&文ちゃん女の子になった祝いをが開催される。
「いっぱい食べて下さいね」
「遠慮なく」
「いただき」
「あ!僕のローストビーフ!」
「早い者勝ちだよ」
「こらこら喧嘩しない」
三人で楽しく食事を進める。楽しいのだか不安もある。これ、お父さん。お母さん。娘の会話じゃないか?僕はまだ独身だし娘もいない。彼女はいるけど妻はまだいない。そうだよね弥生。じーっと彼女の方を見る。
「先生?私の顔に何かついてます?」
「いや、カワイイなと思って」
いや、そうじゃない。聞けないよ。明日のプロポーズで聞けるかな?えーと。僕は一児の父なのかな?
「ありがとうございます」
照れる弥生。カワイイけど憎たらしい。今はそんな感じだ。
「お姉ちゃんばっかりズルい!文は?」
「文ちゃん。めっちゃ、カワイイ」
「やった!」
文ちゃん上機嫌。これでこそ文ちゃんだ。弥生は呆れているようだ。
「ピンポーン」
訪問のベルが鳴る。
「来たみたいね」
「誰?」
「真央です。一緒に文をお祝いしようと誘いました。真央の場合、先生の完治祝いはオマケです。あとは文の送りを頼みました。」
「ふーみーおめでとう」
入って来るなり真央さんが文ちゃんに抱きつく。
「真央姉。苦しい。」
「大変だったんだから。仮眠してたらいきなりチャイムの連打。出たら、泣きべそ。『お姉ちゃん。私、死んじゃう!』って。」
弥生は真央さんに文ちゃんの状況を説明する。
「はい。これ文の。今パンツ履いてる?私色々買って来たから」
真央さんは抱きつくのを止め、文ちゃんに紙袋を渡す。
「パンツ履いてるよ!恥ずかしいな。弥生姉ちゃんにもう準備してもらいました」
文ちゃんお冠だ。
「真央さん立ち話もなんだ、まず座って。何飲む?」
「あ、ビールを」
僕は真央さんを席に誘導しグラスにビールを注ぐ。彼女は案内されるまま席に座り自分のグラスを持つ。ご機嫌な表情をしていたが、途中で動作が止まる。なんだ?
「今さらだよね。斉藤さんかんぱーい!」
真央さんはグラスを掲げビールを一気に飲み干した。
「おかわり」
「はい。良い飲みっぷりだね」
僕は再び真央さんのグラスにビールを注ぐ。彼女が酒を飲むのは初めて見る。
「だって文のお祝いですよ。飲まなきゃ」
「我慢してたんだよね。真央はビール大好きだから」
「ええ。誰かと違って簡単に酔わないカワイくない女ですよー」
真央さんと弥生の会話。真央さんの言葉にはトゲを感じる。彼女のグラスはすぐ空になる。飲んべえぽい。
「真央。ほどほどにね」
「わかってまーす。恋人同士の邪魔はしませーん。文が眠くなる前に帰りますから。お父さんにも文の件を報告もしないどダメだし」
「真央姉。ヤメテ。お父さんには知られたくないよ」
「ダーメ。お父さんだってお祝いしたいんだよ」
「うー。でも恥ずかしいし」
僕の部屋でご飯を食べた時、文ちゃんが寝たのを踏まえて、真央さんは文ちゃんが眠くなる前に連れて帰るらしい。二人の会話の中に父親が登場したことに僕は一安心した。
「みんなのお父さんってどんな人?」
「流石に彼女の父親に会うのは緊張しますかー」
打てば響く。今の真央さんの状況だ。そりゃー彼女の父親に会うのは緊張する。でも今の問は別の意味で聞いて見たかった。
それに弥生さんが弥生だと、僕は先日、お父さんに会っていることになる。会っている?うぁ。次の顔合わせ恥ずかしいじゃないか。
「お父さんと言うより、おじいちゃん!」
「父さん泣くよ」
「だってー学校のお友達のお父さんってみんなの若いんだよ。郁也さんぐらいかな?」
ぐぉ。文ちゃんから、ピンポイントで攻撃が直撃。ダメージをもらう。沈黙の弥生。何か言ってくれ。
「父さんか。全てを優しく包んでくれる人かな?」
「えー。それ、姉さんと文だけでしょ。私には飲んべえ親父にしか見えないわ~」
弥生と真央さん。それぞれの父親の印象。僕のあったあの人とイメージが合致する。
「言葉のままですから。多少、驚くかも知れないですけど先生は問題ないです」
「緊張するな」
色んな意味で。
「大丈夫です。おじいちゃんですから」
いや、だからその言い回しで、笑顔は怖いの。弥生は秘密ありげに微笑む。
「うぁ。姉さん酷」
真央さんは形だけツッコミをしているが、自分自身も父親のことをおじいちゃんと認識しているようだった。
三姉妹の会話に混ざりながら飲み食いをする。楽しい時間は過ぎるのも早く、真央さん文ちゃんの二人の帰宅時間となる。
「お邪魔しました」
「恋人達の夜を楽しんでね」
弥生と僕とで2人のお見送りをしている。
「真央姉。恋人達って何するの?」
「Hなこと」
小学生にはまだ早い!文ちゃんの質問に真央さんはストレートに答える。僕は苦笑いしか出来ない。
「真央。もう少しオブラートに包んで」
「するんでしょ?」
「残念。今日は文の仲間なんで出来ません」
弥生さんの状態はこの家に上がった時に聞いている。
「斉藤さんおあずけだって。私とする?」
おい。
「真央!」
「冗談だよ。帰るねーバイバイ」
妹達は、かき混ざすだけ、かき混ざして帰って行った。弥生がじーっとこちらを睨む。
「真央となんかダメですかね」
「当たり前でしょ!」
「ああは言いましたが、入れれないだけですよ。今から先生にいっぱいサービスしますよ」
「お、おう」
その後。二人一緒に風呂に入り。リビングで。部屋が解禁となった弥生のベッドで。また風呂で。弥生に奉仕してもらいました。なんて僕は元気なんだ。




