添い寝
誤字報告ありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
ビーフシチューライスを堪能した後、僕らは四人でデザートのアイスクリームを食べていた。食材を買った時に購入していた。
「冷たくて美味しい」
真央さんから喜びの声をあげる。アイス一つで好感度が上がるなら安いもんだ。
「で。真央達はこれからどうするのかな?」
アイスを食べながら弥生さんが真央さんに訪ねる。僕も興味があるとこだ。帰るよね?弥生さんは帰らないでね。真央さん、文ちゃん。まさかのお泊まりじゃないよね。
「帰りますよ。お姉ちゃんはどうするの?」
「え!私?私は......」
弥生さんは困ったように僕の方を見る。僕はOKだ。泊まると言って。
「えーと。ねえ」
「そ、そうだね」
気恥ずかしく物が言えない。二人きりなら僕も直ぐ答えるのだが.....
「全くもう。お姉、泊まるんでしょ。ハッキリしてよ。大丈夫。二人の夜は邪魔しません。文。帰るよ」
アイコンタクトをする僕らに痺れを切らしたのか、真央さんは帰る宣言をしてくれた。しかも、弥生さんに泊まって行けとアドバイス。ナイスだ!
「私もう眠い」
え? アイスを食べていたはずの文ちゃんが、うつらうつら仕出した。
「文。文」
「ふぁい」
生返事が返って来る。
「ダメね。先生。文も泊めてもらっていいかしら?」
文ちゃんは寝かしつければ問題ない。
「そうだね。今の文ちゃんを帰すと真央さんの負担になるからね」
「真央は帰るのね?」
「帰ります。お姉ちゃんもたまには、父さんに顔見せに帰ってね。そうしないと私から父さんにとんでもない情報流れるからね」
「わかったわ。明日、文を届けるよ」
「よし!帰るか」
アイスを食べ終わっていた真央さんは帰り支度を始める。それと同時に弥生さんが動いた。
「先生お風呂は?」
「掃除してあるから湯を入れれば直ぐに入れるよ」
「わかりました」
弥生さんはお風呂の準備を始める。帰り支度が整った真央さんは僕に近づいて来た。
「斉藤さん。ごちそう様でした。姉と妹を宜しくお願いします。では、失礼します」
「はい、気をつけて」
帰りの挨拶を交わす。僕との挨拶の後、彼女は文ちゃんに近づく。
「文。お姉ちゃんの邪魔しないんだよ」
「はぁい」
お眠の文ちゃんは返事はしたが、頭に入っていないように見える。これは仕方がない。真央さんは一通り挨拶をし帰っていった。
「お湯溜まったよー」
弥生さんがお風呂の具合を連絡してくれた。まず入るのは文ちゃん。
「私、お父さんとお風呂入る~」
文ちゃんはボケボケ。自分の家にいる感覚かな?
「寝ぼけない。姉ちゃんと入るよ」
「あ、郁也さんと入る~」
文ちゃんに抱きつかれた。彼女はそのまま動かなくなる。え?僕と文ちゃんでお風呂?子供だから、一緒でも良いのか?
「寝たふりしない。さっ、お風呂行くよ」
「は~い」
弥生さんに抱き抱えられ文ちゃんが移動する。二人は風呂へ消えていった。その間に僕は食器洗いをする。果たして今日、弥生さんと出来るだろうか?文ちゃんは今すぐにでも寝そうだし問題ないかな。
「すいませーん。文を先に上げます」
弥生さんから声が掛かる。文ちゃんだけ上がって来た。風呂上がりに文ちゃんが着る物がなかったので、僕のTシャツを貸してある。そのシャツを着て彼女は上がって来た。
「上がりました。眠いです。」
「そう。とりあえず僕のベッドで寝ようか」
「はい」
僕は寝室に文ちゃんを案内する。だぶだぶのシャツから小さな胸の膨らみ。先端がチラチラ見える。イヤイヤ小学生。
「ここだよ」
「恐い。私が寝るまで一緒にいて」
恐い?狼の方が恐いんだよ。そんな格好して。弥生さんだったら問答なしに襲ってるよ。イヤイヤだから小学生だって。
「わかった」
僕が先にベッドに入ると直ぐ横に文ちゃんが密着してきた。彼女に腕枕をする。暖かい湯タンポのようだ。暑い。冬なら最高なんだけどな。
「文ちゃん暑くない?」
エアコンは軽くついている。気持ち程度だ。
「文ちゃん?」
返事がない。様子を伺うと寝息をたてていた。かわいい。目のな中に入れても痛くないって奴だ。
よーしと。文ちゃん寝たね。これからは大人の時間。ベッドから出よう。アレ?出れない。あ!左手が怪我で上手く使えないのを忘れていた。右腕には文ちゃんの頭。困った。本気で身動きが取れない。そのうちに弥生さんが来るだろう。それまで我慢。我慢。がまん。zzzz。
気がつくと朝日が出ていた。右腕には文ちゃん代わらず。その先に弥生さんの顔が見えた。やってしまった感。半端ない。




