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悪魔の樹(あくまのき)  作者: 一喜一楽
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(1-28)水木の謎

◇水木の謎


 スピードシューティングを終わって樹達と別れた苦木、梓は帰りの車の後部座席に座って話し込んでいた。


「黒パンは、どんなのなの? この前は結局聞いていなかったと思うから……」


 そう言うのは忘れてよ、まったく……


「名前が五行の水に絡んでるのはもう良いよね、季節は冬、五獣では玄武まあ亀だね、五色は黒。中学二年生だとすれば、みずのといのしし。住んでる所も〝冬〟が有って、亀まで有る。まあ五行の水に絡んでくるのは間違い無いんだろうね。偶然だろうけど」


「うん」


「〝水星〟はローマ神話のMercurius(メルクリウス)の事だね、英語読みでマーキュリー。ギリシャ神話のHermes(ヘルメス)の事だよ。だから水木ちゃんは将来エルメスが似合うんじゃないかな」


「なんでよ、あいつは亀なんだから、べっ甲で良いじゃない」


 べっ甲の方が貴重だと思うけどな。


「まあ、ブランドの事は置いて、メルクリウスは男神だね」


「そっか何か変だと思ったのよ、黒パンは男の娘だったのね! あの胸も偽乳なんだわ、やっぱり亀が付いてるんだわ」


 なんで直感でそんな事が判るんだ? メルクリウスは原初の両性具有存在なんだけどさ……水木ちゃんは女の子だけど。


「間違いなく、水木ちゃんは普通の女の子だから。なんで梓ちゃんそんなエロトークなの? もしかして色物担当だと思ってる?」


「思ってないけどなんか咄嗟に出ちゃうの」


「BL読むのは構わないけど、口に出すのは直したほうが良いよ」


「うん」


「メルクリウスは、錬金術に関係している様なんだけど、賢者の石とかね。だけどギリシャとローマ神話だと良く判んないんだ。でも北欧神話の方になると凄いよ」


「凄いの? 若しかして五〇過ぎても現役とか……」


「コラッ、今言ったばっかでしょ。まったく……梓ちゃんのシモネタは無視して話を進めるけど。〝水曜日〟は〝Wednesday〟だけどこれは北欧神話の主神Woden(オーディン)から来ている。そしてオーディンは全知全能の神だよ」


「それは信じないことにするわ」


「なんでだよ。水木ちゃんが可哀相だろ」


「黒パンだし男の娘だと思っておく事にする。それと役割は錬金術士にしておくわ、なんか役に立つでしょ……喉乾いたら水出してくれそうじゃない?」


 そう言うのはメイドさんじゃないのかなあ?


「まあ良いけどさ。で気になるのは水木ちゃんが、冬木に住んでる事だね、梓ちゃんが白金は別に良いし、僕が赤羽なのもまあ良いんだけどね」


「何か不味いの?」


「全く不味くは無いと思うよ、少し気になるだけ。『人は表ばかり気にするけれど、本質は裏にある』とか『物事には表と裏がある。本質を知りたければ、裏を見よ!』とか『その裏にある本質を本当は表に出したい』とか言うんだよね、本質は裏側に有るって言うことなんだけど、〝柊〟は〝木〟と〝冬〟の組み合わせ何だけど、〝冬木〟は逆なんだよね、こうなると〝逆木〟になるんだ〝逆木〟は〝榊〟と読みで繋がるんだけど、榊は字の如く神木だからね神に繋がってるかもしれないね……」


〝逆木〟で繋がったから少し気になるけどね。


「なんか〝犬〟の時みたいだね」


「まあそうだね、水木ちゃんの事はこんな位かな」


「うん判った。私は竜の眷属だし、黒パンも、〝犬〟も神に繋がってるみたいだしまあ良いわ」


 神に繋がればいいのか? 梓ちゃんの思考は良く判らん。そもそも五行の時点で神獣と繋がると思うんだけどな……その辺はなんで無視なんだ?




よろしくお願いします。

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