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悪魔の樹(あくまのき)  作者: 一喜一楽
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(1-17)五人揃った?

◇五人揃った?


 樹と会場で別れた苦木、梓は帰りがけに途中の喫茶店に寄っていた。


「苦木さん、気付いた?」


「何を?」


「こう言うのは苦木さんの方が、先に気づくと思ったわ。樹くんの名前の事なんだけど…」


 梓ちゃんは、不思議大好きちゃんだからな、会った時も既に中二病だったもんなぁ。それも重度の。


「ああ気付いたよ、樹くんは、僕達と違うだろう、名前の方には五行に絡んでいないし」


「でも〝杜〟だよ。〝木〟に〝土〟が付いてるんだよ」


「そんなこと言ったら、全国の〝土〟が付く人全員そうなるよ」


「良いわよ偶然で、でも樹くんから私達に近付いて来たわよ、どういう事?」


 どうしても、樹くんを仲間にしたいのか? まあ、僕もそう言うの嫌いじゃないしね。


「それは衣装が有ったからじゃ無いのか?」


「そうかもね、でも妖精さんも来たのよね」


「妖精さんもそうなのか?」


「ええ、妖精さんの名前は、(ひいらぎ)水木(みずき)なのよこれがまた。さっき調べて判ったわ」


「でも〝柊〟は関係無いでしょ、〝冬〟で〝水〟ならばピッタリだけど」


「苦木さん、判っていてわざと言ってるでしょ。私も〝辛〟じゃ無いわよ、それに樹木に関係してるって判ってるくせに」


 まあ気付いていたけど、偶然だろうな、不思議大好きな梓ちゃんを適当に満足させないと駄目かな。


「柊水木ねえ…〝柊〟は樹木の名前だし、〝水木〟もそうだね。梓ちゃんと同じ姓と名前両方樹木だね」


「そうなんだ〝水木〟も樹木なんだ知らなかったわ」


「さてと……柊ねぇ〝西洋柊〟ってさ聖木の一つって知ってた?」


「ううん、知らない。あの黒パン女が〝聖〟なの?」


「さあ、どうだろうね。日本の柊とは違うからね」


「じゃあこれも知らないよね、〝西洋柊〟はサートゥルヌスの木とも呼ばれていて、サートゥルヌスは土星の守護神と言われているよ。土星がサターンって呼ばれている理由だね」


「知らなかったわ」


 こんな雑学知ってる方が異常だろ、何か自分を否定してるけどさ。


「まあ、五行なら妖精さんは、水で五星なら水星だろうけどね」


「これで三人目でしょ、凄いと思わない? 四人目も見つけたんだから」


「水木ちゃん以外のもう一人も判ったの?」


「えっとね、多分だけどTD社のSキューブ開発部に犬槇仁って方ががいるわよ」


 ああ、発表会の人か……なるほど、梓ちゃん良く気付いたな五行の事を調べ直したんだろうな。僕は全然意識して無かったよ。さてと、どうするかな。


「犬槇さんねぇ……〝犬槇〟も樹木だね。それにしても〝犬〟か少し気になるな」


「五行だと〝犬〟って〝(もく)〟に関係してるでしょちゃんと調べたんだから」


「凄いね梓ちゃん。やれば出来る子じゃないか」


「そうでしょ。えっへん!」


 褒められて喜ぶのは犬だと思うんだけど、猫もそうなんだっけ? まあ良いか。


「それで、なんで〝犬〟だと参るの?」


「それはね〝犬〟はさ、英語で〝Dog〟ってスペルでしょ。裏読みすると〝God〟になるんだよね、僕は神に絡んでる感じがするけどね。神の逆だから悪魔かもしれない。デ○ズニーの犬のキャラも日本語にすると冥王(プルート)だし」


「うん、うん、そうよね。そう言う話しが聞きたいの」


 なんだよ、嬉しそうにして。


「じゃあ、樹くんに〝悪魔の樹〟って名前を付けたのは。たぶん彼よね。意識して無いと思うけど……どうかな?」


「樹くんが〝悪魔の樹〟だと思うの梓ちゃんは?」


「ええ間違いないと思うわよ、苦木さんもそう思ったでしょ」


「ああ、思ったけどさ」


「今日の演技で確信したわ。あの昨年のデモ演技は樹くんね、それに〝杜〟だから〝土〟で確定でしょ?」


 はあ、樹くんをどうしても、五人目にしたいんだな、仕方ないなぁ……。


「〝杜〟はさ、神社とかの周りの木が茂った神域の事なんだけどね、悪魔じゃ逆だと思うけど……」


「だって〝犬〟が命名してるなら悪魔になっても不思議じゃないじゃん」


 まあ、良いけどさ〝犬〟は無いでしょ、犬槇さんでしょ。自分が猫系だと思ってるから〝犬〟が嫌いなのか?


「絶対何か運命が有るわよね、それで、私達は何すれば良いと思う?」


「なんにもしなくて良いんじゃないの? 全部偶然で単なる言葉遊びだよ」


 阿保か、こんなんで運命決められてたまるかっつうの……。


「えーっ、それじゃつまんない」


「なんか有れば、樹くんが言ってくると思うよ」


「うん……そうよね。苦木さんは既に、樹くんからパンツの件頼まれてるもんね、主の命令だからちゃんとパンツ買って来てあげなきゃね。赤龍って黄龍の手下でしょ」


「なんだよそりゃ。僕は人間だし、龍じゃないよ」


「私も樹くんが望んでるなら、巨乳になるわ必ず!」


「それは無いと思うけどな……」


「なんでよ」


「なんとなくだよ。樹くんは梓ちゃんには巨乳を望んでないよ。どちらかと言えば、妹属性だろうな……」


「なんでよ、巨乳になるチャンスなのに……」


「樹くんに頼んでみれば良いだろ」


「判った、そうする」


 いくら何でも無理だろう、そんなお願いで巨乳になるのは……そんな事出来る奴は神だろう……梓ちゃんは何か成長が遅そうだから未だこれから成長すると思うけど、本当にお願いして巨乳になったら勘違いしそうだな。こんな中二病的な事は僕達意外は誰も気付いていないだろうけどさ、単なる偶然にしては妙だとは思けど自分の〝苦木〟も樹木だし、〝苦〟は五味、名前の〝憂〟も五変で、全部五行の〝火〟に繋がってる。〝木の葉を隠すなら森の中〟だけど、いろんな事を樹木で隠してる感じがするんだよな。



よろしくお願いします。

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