森の平和
皆さん明けましておめでとうございます。
いよいよ2017年です。
酉年です空飛びたいですねー。
ではごゆっくりとどうぞ
・・・・・・
あたりは静かだった
さっきまで戦争のような出来事があったにも関わらず相変わらず静かだった。
目を開ければ大きな木のしたにいた。
左腕が全く動かないことが気になって横を見てみれば、なんとも可愛らしい寝顔をしてヤチヨさんが寝ているではありませんか。
「てなんで横で寝てるの!?なんか精霊たちからの目線が痛い」
とはいっても無理矢理起こしたくてもこれだけ幸せそうに寝てるのを起こすのもなんか自分の心が許してくれなかった。
「やっと目が覚めましたか。おはようございますソウタ殿」
精霊王が挨拶をしに近づいてきた。
「えっとおはようございます。できれば今までのことを教えてくれませんか」
精霊王以外の精霊はずっとなにかを呟いていた。
(あの方来て間もないのにヤチヨ様ともうあんなに親しく寝ていらっしゃる)
(でもヤチヨ様を殺そうとしてたんだろ)
(それならあの方も敵なのでは)
そんなことが小声で聞こえてくる。
「これこれソウタ殿はヤチヨ様と年老いた精霊のわしを助けてくださった恩人じゃぞ。そのようなことは申してはならん」
精霊王の注意を受けてか精霊たちは静まり返った。
「さて話を戻しましょうか。まずは敵のことですが大将は現在捕縛中で、生き残った敵は森林から出ていったことを確認いたしました。現在も隠れているかもしれないので巡視は続けております」
「で今その大将は?」
「ソウタ殿の変身した姿がよほど怖かったのか今も怯えております」
「俺そんなに怖かったか?」
「さぁ・・・大将さんは『特定危険種』等といっておられました。それとソウタ殿の体なのですが傷等は我々が治療しておいたのでもう大丈夫です。ただヤチヨ様は精霊と同化したことによってかなり体力を消耗されておりました。ソウタ殿をここまで運んでそのまま寝てしまいました」
「なんか守る側になるはずが守られ側になってしまったな」
ちょっとした挨拶のつもりが精霊王の救出になってそれが戦争にまで発展してしまった。
そう考えれば反省するところしかなかった。自分にもっと力があれば、自分にもっと知恵があれば、こんなことにはならなかっただろうに
そんな反省するとこを思い出してる間にヤチヨが目をさました。
「んにゅぅぅぅぅ」
両手をあげ背伸びをしながら起き上がった。
「おはようございます。お兄ちゃん」
ーバタンー
元気よく挨拶したあとすぐ胸元に飛び込んできた。
「ヤチヨ様、もうお体は平気なのですか?」
精霊王は心配そうにこえをかけた。
「はい。お兄ちゃんの腕枕があれば10倍早く回復します!」
なんか色々誤解を生みそうなことをやっているように思えてきた。
「それはそれはよかったことです。そんなにソウタ殿を気に入られましたか」
精霊王は嬉しそうにしているがやはり周りの精霊たちは嬉しくは思ってないそうだ。
だめだ・・・早くここを去りたい。精霊たちが怖い
「さて俺はそろそろ帰ろうか。」
「え~もっといましょうよー」
ヤチヨは引き留めようとしているがそれによりますます精霊たちの目線は痛くなっていく。
「精霊王様も協力ありがとうございました。」
「こちらこそ助かりました。またあそびにきてください」
ヤチヨは奥でまたはぶてた。
結局ヤチヨはどこが恥ずかしがりやなのか全くわからなかった。
そして世界樹をあとに草原へ歩いて帰ることにした。
そして森を抜けるまであと半分あたりのところでとんでもないことがおきた。
「なんかさっきから視線を感じる」
微かな魔力も感じた。明らかに誰かがあとをつけている。
こっそり王の顕現を使って不可視の網を張り巡らせた。
「ひゃう!」
ん?女の子の声?しかもなにか聞き覚えのあるような・・・
そんなことを考えながら振り向くと・・・
そこにいたのは青いロングの髪の和服少女だった。
「お兄ちゃんだ、やっほー」
・・・絶対ヤチヨだこの子!
(絶対誘拐と思われるよこれどうしよう今から戻ったら絶対精霊たちにタコ殴りにされる。でもこのままにげたらさらに悪化するし。あぁどうしよう)
「このまま逃げれはい意図思います。」
「さらっと人の心覗くな!」
結局タコ殴りを怖がった俺は後でグリムノアに責任を押し付けることを考えて連れて帰ることにした。
だってこのまま世界樹に返したところで絶対タコ殴りされてまたヤチヨついてくるに決まってるんだもん。
「私は何があろうとついていきますから」
またヤチヨに心覗かれた・・・
またしばらく不定期がつづくかもしれませんがどうかこれからもよろしくお願いいたします。
これにてシルフィア大森林編は終わりです。
また次章をご期待ください。




