顕現の力
皆さんこんにちは
狐inboxです。
今月と来月は投稿ペースが2週間に一度になるかもしれません。
ではバトルをお楽しみください。
「たかが片手剣一本で俺に勝てると思うな。」
グロッツはそう言いながら巨大な斧を振り回す。
その斧は、俺が片手剣を振る時の速度とほぼ同じであった。
俺の剣が遅いのではなくグロッツの攻撃間隔が短いのである。
そうなれば俺は圧倒的に不利な立場になるのは確定だ。
・・・むしろ今がその状況だ。
(一発一発が重すぎる。このままだと俺が負ける。)
「お前たちは何が目的で王を狙う。最近ガルデナ王国が滅びたばかりだろ」
「あんなのただの火を灯したにすぎない。俺たちの目的はガルデナ王国が滅びたあとの領土の所有権をいただくことだ」
領土をとることに関しては当たっていた。ただなぜほぼ開拓すらしていない王国領土を狙うのかがわからない。
しかも深い森林で何をするにも木を切って広げないといけないこんな土地を目指す理由がわからない。
「ならおれは女王をまもるだけでいいんだな」
「少し俺たちをバカにしすぎていないか?さっきからイライラするんだが」
「バカにはしてない。ほんとのことをいってるだけだから」
でも現状この片手剣では攻撃することはできない。グロッツの攻撃をこれだけ受ければ耐久力もほぼ0に近い。
そう思ったとたんに剣が折れた。
(グリムノア・・・せめて耐久力が無限とか特殊能力がある武器とかだしてくれたらありがたかったのに)
グロッツとの距離は1メートルほどだ。槍だと打撃しかできない。本気で倒すなら王の顕現しかない。
「キャッ」
「「・・・」」
悩みが一瞬で吹き飛んだ。なぜなら今目の前に女王がいるからだ。
「何でここに来た。お前殺されるかもしれないんだぞ」
「だってソウタ様のサポートに行こうと思って・・・」
状況はさらにやばくなった。
「そいつが女王か。これですべて終わらせれる。」
グロッツがヤチヨに斧を振りかぶった瞬間、ヤチヨがギリギリで回避した。
ヤチヨが剣を2本とりだし、戦闘体制に入った。
「チッ、とっとと死にやがれ。」
その後もグロッツの攻撃をすべて避けている。
「森林の王の顕現、ー刻が見せた未来ー」
ヤチヨは攻撃をかわしながら少しずつ攻撃する。
「風の精霊さん。力を貸して、ー疾風走者ー」
ヤチヨが精霊術で加速し、より攻撃を当てていく。
「いい加減にしろ。」
グロッツが斧を上に投げた。
「武装魔術展開ー空間潰しー」
グロッツの周りのものが潰れていく。
おそらく重力を操ってさらに重力をかける魔法だ。
「重い・・・」
「そりゃ10倍の重力だからな。普通なら気絶してもおかしくないんだがな。」
ヤチヨと俺には10倍の重力かかっている。重すぎて立つことすら出来ない。
上に投げた斧が戻って来た。
「じゃあ死ね。マジでイラついたぜ。」
「いや。死にたくない」
ヤチヨが泣きそうな顔をして訴える。
ープチッー
俺の頭のなかのなにかが切れていく。
「死ね。」
グロッツが斧を振りかぶった。
(もう二度と目の前で護る人を失いたくない。)
俺はそう願い、グロッツに体当たりした。
グロッツはバランスを崩し、ヤチヨには斧が当たらなかった。
「俺も今イラついた。絶対にぶち殺す。」
「邪魔するなこのクソガキ」
「草原の王の顕現ー怒龍 (アウトレイジ)ーフォーゼス」
体が少しずつ変化している。
ーフォーゼスー体の機能を増やすトランスとちがって遺伝子情報ごと魔物の遺伝子情報に書き換えて、その状態の本来なるべき姿に変えるスキル。しかしこれを使えば使用者の寿命をかなり削る。
体が龍のように変わっていく。
ヤチヨとグロッツは見るだけで恐怖を覚えるくらいの恐ろしい龍に変わった。
「なんだよこいつ。魔物だったのかよ。」
「ソウタ様・・・」
ーキュオォォォォォー
(絶対にぶち殺す)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしかしたらバトルは次で終わるかもしれません。
ここですこしソウタのトランスとフォーゼスの種類等の募集をコメントを使って行おうと思っています。
その名前、姿、トランスかフォーゼスか、どんな能力を持っているかをコメントでお願いします。
もしかしたら今後出てくることもあるかもしれません。
ではまたお会いしましょう。




