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幕間 その九

これは、主人公が別の場所に飛ばされた時の、少女達サイドの話です。

 この話は主人公のユウマが一人だけ、別の場所に飛ばされ旅をしている時に、あった少女達サイドのお話その7です。

◇◇◇◇◇


「リン姉っ!大丈夫?・・・・みたいだね。それよりその子達がこの馬鹿共に襲われていた子ですか?」

「うん、そだよミナちゃん!」

「ならこの子達は、私が守るからリン姉も行ってきたらどう?おもっきり戦いたくてウズウズしてるみたいだし、なんか我慢してどうし様かそわそわしてるでしょ?」

「えっでも・・・」

 ミナとリンカが話しをしている間も、たまに悪漢が攻撃してくるが、あっけらかんと反撃して返り討ちにしている2人であっる。


 そしてリンカが、それでもこの子達を助けようとしていたのは自分だし。

 それを投げ出すのはと考えている内に、ユイカとメグミも近くにやって来て。

「あらっ、リンちゃん、どうしたの?その子達なら私達も見てるから行ってきたら。それにあなた達も、もう大丈夫だよね」

 メグミがリンカの後ろにいる子達にそう声をかけたら、笑顔で、()()と、うなずいた。


「それじゃあ!リン姉さま行ってらっしゃーい。早く行かないとユアちゃんが全部倒しちゃいますよ」

 笑顔でユイカがそう言うと、確かにユアが全部倒してしまいそうな勢いで襲いかかっている悪漢達を次から次にと倒している。

 その攻撃が行なわれる中でユアの笑い声と、悪漢達のなんともいえない悲鳴も聞こえてきていた。


「うん!じゃあ。さっきまでイライラしてたから鬱憤(うっぷん)ばらしにあいつ等ぼこってくるっ」

 とても健やかな笑顔を作り、にこやかに物騒な事を言って駆け出して行った。


 それから、とんでもない戦闘狂(バトルジャンキー)の少女が2人に増え、普通じゃ考えられない勢いで悪漢達が倒されていく。

 その倒されていく悪漢は、なんとも言えない声で。

「うぎゃっ!」「へでぶっ」「げひゃ!」「あへぼっ」「ぐぎゃぶ」「あっふん!」「どべすっ」・・・・・。

 など様々な悲鳴をあげて、次々と宙を舞いみるみると積み重なって人の山が出来ていく。


 それを、()()()と、見ているメグミとミナとユイカ、そしてキラキラと目を輝かせ、リンカの勇姿に熱い眼差しを向けている2人の少女がいる。

 そして、それぞれ言葉を交わしていた。

「でも、すごすぎるよねあの2人。なんか雑魚あいてにボコボコの無双状態になってるし。逆にあの悪漢の人達が不憫で可愛そうに見えてきたわ・・・」

「はあっ、こんな姿、ユウ兄に見たら絶対引くだろうなぁ」

「私もあの2人には、ちょっとついていけませんわね。ホントに」

 今のユイカの言葉に、ミナが若干驚いた顔をして。

「いやいや、ユイっちも怒った時は、あんなもんじゃないし。あんま変わんないから実は!」

 そのミナの言葉に、今度はユイカがまさかと言う顔をしてから。

「えっ!そうなのですか?これはいけません。これから気を付けて・・・いえいえ、絶対ユウ兄さまには、見せられませんね。うんっ、気を付ける事にしましょう」

 ユイカの最後の方は、みんなに聞こえない程に小さい声で喋っていた。


 そしてリンカが助け出した少女達は、何故か恋する乙女の眼差しでリンカを見つめ。

「ああっ、素敵ですわ。美しい上に御強いなんて。ぜひお姉さまと仲良くなりたいですわ」

「ええ、カノ様。私もあの御方と御近づきになりたですわ」

「そうですわね。後で御名前を教えていただき、御近づきになりましょう。リリア様、ねっ!」

 などと、2人で語り熱い眼差しを向けていた。 


 しかし、そんなリンカは少女からものすごく熱い眼差しを受けていて。その上、慕われている状態にも気づかず、最後に突っ込んで来た男を殴り飛ばしていた。


 最後に吹き飛ばした男が、積み上がった悪漢達の山の頂上に落下して。


「げひゃっ!」と変な声を出し一番したまで転げ落ち泡を吹き気絶した。


 その光景を見てリンカとユアの2人は、少女達に色々言われているとも知らず、2人でハイタッチをしてポーズを決めていた。


 そして、少女2人の窮地から助け。それから襲って来た大人数の悪漢達との戦闘がここに終了した。

◇◇◇◇◇


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