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幕間 その十

これは、主人公が別の場所に飛ばされた時の、少女達サイドの話です。

 この話は主人公のユウマが一人だけ、別の場所に飛ばされ旅をしている時に、あった少女達サイドのお話その8です。

◇◇◇◇◇


 最終的には、リンカとユアの2人が倒した悪漢達でかなりでかい人の山が出来ていた。


 その山から意識のある者はうめき声を出し、またある者は気絶して泡を吹いている。

 下の方で下敷きになっている者は、生きているのだろうか解らないが。

 恐らく大丈夫だろうと思う事にし、気にしない方向でスルーするメグミ達だった。


 そして、その状態を見たリンカとユアは、お互いに声を掛けた。

「で、この男達どうしよう?すんごい数がいるよねぇ」

「確かに?凄すぎますね。どこにこれだけ?」

「さぁ、どこから湧いてきたのかな?」

「でもさぁ、これ大丈夫かな?」

「・・・・・!?」

 お互いに言葉を掛けていると、悪漢達のうめき声が小さくなって行き。

 最後には全員が気絶したようだ。


「どうしよ!・・・やりすぎちゃったかな?」

「うーん、死んでないよね?たぶん大丈夫だよね」

 男達の山を見て、どうしようと考えていたら。


 2人の少女にメグミ達が近づいて来てから。

「これどうしましょうか?この馬鹿達は!」

「うーん?このまま放置でいいんじゃない!」

「幸い、状態を確認してみたら死人もいませんし」

「うん、それじゃ私もそれに、さんせーです!」

「じゃ!そう言う事で、行きましょうか」

 メグミは、この馬鹿達と悪漢をののしり。


 続いてミナがとりあえず放置でと言い。

 そして、ユイカは個人の持つスキル、その状態確認を利用して死人はいません。と答えた。


 もうここは用事が無いからさっさ行こうと、早急にメグミがこの場をまとめ。

 死人がいないなら別にこのまま放置して、さっさとこの場を去ろうとしていた。

 それに、他の面々が賛成して撤退を開始した。


 そして、ここを去るまぎは、ある事を思い出しリンカが声をみんなに掛けた。

「あれ?そう言えばラヴィは?」

 そう言えばラヴィがみんなを呼びに行ったのではと思い、今ここにいない事に気が付き尋ねてみた。

「えっ!ああラヴィさんなら。ほらここに!」

 ユイカが後ろを向いて外套のフードの中を指で差した。

 すると、『()()()()()()』と寝息をたてて寝ていた。

 なのでリンカは、ずるとずっこけた。


「この子、この状態で寝てるよ!」

「あら!ほんとですね。まー良いんじゃないですか?」

 リンカは「()()()」とうなっていたが、まっいっかと思った。


 そして、その後助けた少女の方を振り返り視線を向けると。

 すると先程助けた少女2人が、こちらに駆け寄ってきて。

「「あのー!助けていただきまして有難う御座います。お姉さまっ!」」


「へっ!おっ、お姉さまっ?だ、だれが」

 いきなりお姉さまといわれて、ビックリしたリンカが目を白黒させて周囲をみた。


 そしてリンカが、自分を指差してみると。

「「はい!お姉様がです。それであのーっ、お姉さま!できればお名前をお教え願いますか」」


「あらあら!どうやらリンちゃん・・・うふふ」

 少女2人がお姉さまと言ってリンカの手を握ってきて。

 ぜひ御名前をと、尋ねてきたのを見てメグミが良くない妄想をしだした。

『これは、これはリンちゃんが白馬に乗った王子様。いえ、女の子だから姫騎士様かしら、助けて貰って少女2人は憧れのお姉さまをゲット、キャー。そして禁断の恋に目覚め、そのあとは・・・ぐへへっ』などと、思い考えていた。


 そんな風に思われてるとは知らずに。

「えっと!私はリンカだけれど・・・」

「リンカお姉さまですわね。わたくしカノ・フィア・ブラウンと申します。よろしくお願いしますわ。お姉さま♪」

「リンカお姉さま。わたくしは、リリア・フォン・メルクリウスと申します。お姉さまこれからよろしくお願いいたしますわ」

「へっ。これから、どう言う事?ねえ、えっ、ええ・・・」

 2人の少女が言わんとすることが理解できず混乱していると2人に腕を組まれ連行されていった。


「あれっ、リン姉。・・・・連れて行かれちゃったよ?」

「うん。まあ、とりあえずここ離れよ」

「そうですね。早く冒険者ギルドに行きましょうですわ」

「そうね、はやくここを離れましょ」

 ユアの言葉をかわきりに、みんなはここを離れて早く冒険者ギルドに行こうと行動を開始した。


 そして、リンカはカノとリリア2人に、両脇から腕を組まれた状態で連れて行かれ、前を歩いている。

 そして2人より色々話しを持ちかけられていた。

「ねえ!どう言う事。ねえ、カノちゃん、リリアちゃん腕を離してねえ、お願い、ねぇ。・・・ユアァァァ・・・たーすーけーてー!」


「ふふっ、リン姉は同姓におもてになりますなー。ユアさん」

「いえいえ、もとからですよ。流石に本人は解っていないみたいですけど。ミナさん!ぐへへへっ」

 ミナとユアがなんとも言えない雰囲気をつくり。


 そしていやらしい顔でリンカを見つめながら語っている。


 するとユイカが二人に向けて。

「なに変な話しをしてるんですか?ミナちゃん、ユアちゃん!なんか腐女子みたいな会話してますけど」


「「ええっ!ユイっち。このシチュ萌えないの?」」


「えっ、いえ、私としては殿方の同姓愛の方が・・・ぽっ。てなに言わせるですか!」


「「いやいや、そっちの方が腐女子でしょうが!」」

 ビシッとユイカに両サイドから平手で突っ込んで、3人で漫才をおこなっていた。

 その横でほほえましくメグミが見守りながら、少女達と同じ様な事を考えて後ろからついて歩いている。


 それからみんなで色々この場で語れない様な話を仲良く語りながら冒険者ギルドへ向かって行った。

◇◇◇◇◇

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