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第八話

 それから地上に落ちてうめいている男を捕らえて「可愛そうに」と誰でもなくそう言葉を漏らしながら、シルフィーたちの下に戻ってきて、この一件は片付いた。

 で、捕らえた男2人は、やはり闇ギルドの暗闇の猫の刺客で、2日目の夜にあった(けもの)の襲撃にも関与していたみたいだ。


 その方法は先程の熊2匹で、何かを襲おうとしていた1つの黒牙狼(シャドウファング)の群れと、近くにいたもう一つの別の群れを誘導して、こちらに襲撃を仕掛けるようにした。

 しかしあの数の黒牙狼(シャドウファング)の群れを、まさかすべて倒せ負傷者がまったくいないとは、思わなかったと悔しがっていた。


 ちなみに今回の統べて襲撃の内容を話したのは、ユウマが捕まえた男の方では無く。

 シルフィーたちが攻撃した男であった。

 この男は攻撃魔法をすべて食らったうえ、木から落ちて大怪我をして虫の息だった。


 その姿を見たユウマたちは、取り合えずあまりにも可哀想なので、以前ユウマが自作した上級回復薬(ハイポーション)を飲ませ、治してやったら何故かすごく感謝して、これまでの襲撃に関してすべてを話し出した。


 しかも、これまでの襲撃はシルフィー姫の誘拐とレオニール皇国との同盟の信書の奪取が目的だと、聞いてもいない事までをペラペラと話しだしたのだ。


 今回の襲撃は、前回の襲撃した男が簡単な任務だと言っていたのに合流場所にすぐに戻らず、その上連絡が無いので、何か予定外の事が起き襲撃が失敗したと思ったそうだ。

 だが、そのまま確認せずに引き上げてしまったらギルドでどんな目に合わされるか分かったものじゃないので、今回襲撃した2人でそろって、先に襲撃して男の行方を確認する為この林の近くまで来たら。

 そこに黒牙狼(シャドウファング)と戦ってる騎士団を目撃してた。

 それから回りの様子を(うかが)って少し離れた場所に、今回の任務で襲ったはずの馬車があり、その馬車の後方に捕えられた仲間の男を見つけた。

 しかしこの時点で助けだすのも口封じするのも難しい為ここで行動を起こせなかった。

 そして一旦その場を離れ2人で助けだすか、もしくは口封じのため殺すかの行動を起こそうと考えていたら、黒牙狼(シャドウファング)の群れの集団が二つほど近くで統制を取っていたので、自分達の持っていた魔召石の中にいる赤髪牙熊(レッドヘアグガント)蒼牙熊(ブルーガント)で襲い馬車と騎士団のいる方に黒牙狼(シャドウファング)の集団を誘導してから襲わせた。


 そして、大群の黒牙狼(シャドウファング)の戦いで体力的にも弱ったであろう騎士団を、赤髪牙熊(レッドヘアグガント)蒼牙熊(ブルーガント)で襲撃してから捕えられた仲間の男の状態を確認してから殺すか助けるかをする予定だったと話した。


 ならまた、こいつらが戻らなければ次が来るのかをレオンが尋ねたら。

「いや我々は3人で実行していたので、すぐには・・」

 なぜか正直に、ペラペラと事の内容を答えていった。


 よっぽど、この大怪我を治してやった男は、闇ギルドに不満を持っていたのか、それとも大怪我を治した事に恩義を感じたのか聞いていない事も色々とレオンたちに話していた。


 それから、皆で話し合い一旦街まで行ってから今後のことを考えようと、捕まえた男達の捕縛を厳重にして荷馬車に乗せた。

 あと討伐した熊2匹も素材を採取して魔核を抜き取り、浄化も忘れずおこない出発した。


 この日、3日目の夜も前回と同じ用に交代で見張りを行ったが、今回は人数が増えて睡眠が前回の2回に比べて多く取れたので、(みな)だいぶ疲れが取れ朝を向かえた。

 そして最後に眠りに付いたメンバーは、のんびり起きてる事ができた。

 それから片付けと出発の準備をしてから街へと出発した。


 そして昼過ぎぐらいに、トライアの街に到着して、現在防衛門の前について順番を待っているという状態だ。


◇―◆―◇

第二章:第九話につづく

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