力を合わせて
司令官はテレポートでまだ上空にある封じられていない次元を使い、イーストフロンティアへ移動した
「ロダ様…無事だといいけれど」
司令官は宮殿に足を踏み入れる
「ロダ様!!私です!!シルヴァ・トラーズです!!ただ今帰還致しました!!」
宮殿には誰もいなく、静まりかえっていた
「ロダ様…?みんな…? どこにいったんだ、敵と戦っているのか…!?」
ロダ様に通信をしようとしたその時、トヴァースが現れた
「シルヴァ…!!」
「トヴァース!!無事だったか!!」
「そっちこそ、あちらの世界で無事に戦いが終わったんだな」
トヴァースは優しく微笑みながら司令官に近づく
「久しぶりに、術を使わずみんなの顔を見れるよ あちらの世界では体質が合わない」
「空気からなにから違うものな」
「そんなことを言っている場合じゃない!、ロダ様はどこにいるんだ!!」
急に慌てて言うものだから、トヴァースは驚く
「ロダ様は…捕まっているよ 敵に」
「……なんだって… じゃあ、誰がこの宮殿を守るんだ!」
「今はロダ様の弟が代わりに宮殿にいるよ」
「ロダ様が捕まるぐらい、強いのか、そいつらは」
司令官はトヴァースにロダ様の弟がいる場所、王室へ連れられた
「ロダ様の弟に会うのは私は初めてだ」
「そうだったのか? コールドスリープを含め何百万も生きている君が、そんなこともあるんだな」
トヴァースは不思議がる
「代わりを王室に寄越すということは、それぐらい一大事なんだろう?」
「……敵の人質にされているんだ、ロダ様」
「な、なんだと!?」
「みんなは助けに行っている シルヴァも、助けて欲しい」
トヴァースにそう言われたじろぐ司令官
「私1人の力で助けられるか」
「助けてくれたまえ」
「司令官、あの人がロダ様の、弟君です」
冠を被ったその人こそが、ロダ様の弟であった
「あなたが…」
「はじめまして、我が兄の右腕となる人物だとは知っています シルヴァ・トラーズ」
「はじめまして えと、お名前は」
「私はロダ・クニドスの弟、ロメオ・クニドス」
「ロメオ様…?」
青い瞳、群青色の髪が特徴で、整った顔立ちだった
背も純と同じぐらい高い
「この度は、兄が敵に捕まってしまい多大なる迷惑を…!」
「人質って、本当ですか!?」
「ああ 私も全力で戦ったが、私はもうとっくに能力者ではないのだ…技では戦えず、体術を駆使して戦った だが兄の力に到底及ばず」
司令官は嫌な予感を感じていた
「他の皆はどこに」
「皆は敵のアジトに向かっているよ 」
「…… その敵が、逆上してあちらの世界へも攻撃してきたら」
ロメオ様は司令官を心配する
「あちらの世界?」
「私は、こちらの世界と、地球を、守っているのです かつて最強の仲間だった蒼山貴明が、敵にやられて…」
「みなまで言うな ロダ様から十分聞いている だから、あちらの世界の蒼山滝くん達と一緒にいるんだろう?」
ロメオ様が知っているのを聞いて、司令官は驚愕した
「……その強敵は、私の力で適う奴でしょうか」
「なに?」
「もし、適わなかったら、私の仲間たち…蒼山滝達も協力して貰おうか、と」
ロメオ様は怪訝そうな顔をした
「ふむ、それはいいが… 地球の住人に散々迷惑をかけたからな… 私たちが倒せず、敵をあちらに送り込んでしまったわけだから」
ロメオ様は力を使い、宮殿からアジトへワープした
「ロメオ様!!まさかあの人だけで!?」
司令官は戸惑いを隠せない
「ごめん、みんな、やっぱり来てくれ」
司令官は通信機を取り出し、テレポートで俺たちに救援を呼んだ
カルテー二一族がまだ残っているアジト
カルテー二は死んでも、仲間たちがまだ生き残っている
「っははは、国王様を人質に捉えたぞ!!」
「これでこの街も全滅だな!!」
敵達は笑いながらロダ様を縄で強く縛りつけた
「貴様ら…この国だけならまだしも、私の仲間、蒼山貴明が住んでいる地球にまで被害を及ぼしたとは!!」
「ふ、最強の力を持ったと言われる蒼山貴明だろう? 自分の力の強さ故、地球が爆発するのを恐れて自滅したとは愚かな」
ロダ様に縄を縛り付けたのはカルテー二一族の1人、ジェイク
カルテー二がいない今、リーダー的存在らしい
「くっ… 私がまだ能力者だったら、こんな縄、軽く剥がすのに…!!」
悔しがるロダ様
「そのまま悔しがり、苦しめ」
「待て!!」
「誰だ!!」
「……地球からの能力者、蒼山滝 只今参上」
<挿絵>
俺に続いて、仲間たちが続々名乗りを上げた
「荒井純!!」
「根口智嬉!!」
「陽桜瞳!!」
「新野みづき!!」
「みんな…ごめん、私の為に…」
司令官は申し訳ない気持ちでいっぱいだった
「司令官、困った時はお互い様ですよ」
「地球からの能力者…本気でかかってこい!!」
「お前は誰だ!!」
智嬉は半ば苛立ちながら反抗する
「俺はカルテー二一族のリーダー、ジェイクだ」
ジェイクは不敵な笑みをこぼした




