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猫犬  作者: アホ
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無言だったものの地球も考えていた。

例えばビッグバン先輩。

自分がやってしまったために膨大な迷惑を引き起こしたそのことを気にしてどこか遠慮がちだった。

繊細な心を持つ宇宙的現象。

あるいは隣人としての金星くんと火星くん。

公転の合間にすれ違う折などには気さくに声をかけてくれた。

連携して太陽系を構成するチームとして数十億単位の時間を共にした。

回転に嫌気がさして動かなくなった自分を優しく諭してくれたのも彼らだった。

あらゆる全てが懐かしい。

いつまでもあのような時間が続くものと思っていた。


宇宙よ、さようなら。

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