29/30
28、君と
「今まで守ってくれて、ありがとう…」
彩乃はシンを抱きしめる。
だから、あなを助けたいの。
「シン、好き、だよ…!」
そういって彩乃はシンの唇に唇を重ねた。
その様子から目をそらしていた微々が告げる。
「…儀式を始めるわよ。」
……
…………………………
…………………………………
あのとき、、
彩乃はオレが怪我をしていると思って声をかけてきた。
でも、
オレは怪我なんてしてなかったんだ。
ただ、自分の決められた道に進むのが怖かっただけで、、
だから、
彩乃が声をかけてきてくれたことで、なんか、、闇の中に光が落ちてきたように思えたんだ。
力をもっていたのが彩乃でよかったとも思う。
こうやって会えたんだから。
こんな形でしか交われない。
だけどそのおかけで彩乃に会えた。
よかったんだ。
…………………………
………………………………
……………………………………
「シン」
目をあけたら、目の前に彩乃がいた。
「あ……、、よかった、」
彩乃が笑顔でオレを見つめてた。
その笑顔があまりにも綺麗で、、
シンはみとれてしまって声も出せなかった。
いまここに、彩乃がこうしていることが嬉しくて…
「彩乃…、」
シンは彩乃に手を伸ばす。
「シン…!」
彩乃はシンに縋り付くようにシンの体に腕を回した。
好きだよ、、
大好き。




