異世界で聞いた食われたくない動物
ややグロいかも
市民「ドラゴン。すごく大きいでしょ? 博物館でみた迫力も凄かった。考えるだけで怖いよ……」
村人「ゴブリンだ……んにゃ? ゴブリンは動物じゃねえって? だったら狼だな。食いちぎられるなんてゴメンだ」
スラムの住人「冬はスライム。それ以外は鳥。」
冒険者A「鳥だな……。小さい奴らには柔らかいところから啄まれる。大きいやつなんかもっと酷い。丸呑みのあと砂嚢ですり潰されるんだぜ。 あるパーティは仲間が食われたあと暫く悲鳴が続いていたなんて言うし、別のパーティじゃ鳥の腹を割いて救おうとしたが身体のあちこちぐちゅぐちゅ潰れてて介錯するしかなかったって話さ」
冒険者B「けどよ、スライムだって酷いぜ? 痺れて動けなくなったところをゆっくり溶かすんだ」
冒険者C「そうだそうだ、俺なんて運良く助かったが仲間がスライムに食われちまった。意識はあるのにゆっくり溶かされてさ、今でも夢に見るぜ……」
冒険者A「まあアレも中々キツイけどな、死ぬ程食われながら意識があるのはよっぽど麻痺への耐性が強いやつだ。普通は意識なんかねえよ。 それに俺は成り立ての頃寝てる間に指の先っぽを食われたんだが、痺れてるから痛みはなかったぞ。」
冒険者B「なるほどたしかに、スライムは医者の麻酔にも使えるくらいだもんな」
冒険者A「まあ原液だとかぶれまくって3日は痒くてたまらんけどな。俺は断然鳥だね。麻酔もなく身体をゴリゴリすり潰されたり、目や口なんかから少しずつ食われたりするなんて正気じゃいられねえ」
冒険者C「た……たしかに歯を抜いても痛くなかったぜ。」
スラム街では弱り果てた人は餓死や衰弱死の前に大抵はカラスなど比較的知能の高い鳥類に食われます。
助かったが鳥に目玉を突かれたなんて人も少なくはない。
衰弱している人間がいる空には人の死肉を餌にする種の鳥の監視役が旋回しており、その代表種が疫病神の使いともいわれ忌み嫌われています
冬に関しては下水道で暖を取るので鳥は怖くない。スライムの嫌う薬草などを街の外から取ってきて防衛もするが、寝相の悪い仲間が朝になったら溶けていたなんてこともある。
自衛の手段は取れるが下水に生息するスライムは脅威である。(全員日中は短い休憩のみで働き詰めなので見張りを立てることはできない)




