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我々が最終的に立つ場所  作者: MJI


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2/2

その自動販売機の隣に

翌朝、いつもより早く目が覚めた。


カーテンの隙間から陽の光が差し込み、一瞬ぼんやりと天井を見つめていた。胸の奥が普段より少し軽いのはなぜか、思い出すのに少し時間がかかった。


自動販売機。

女の子。

「明日」。


僕は起き上がった。


朝ごはんを済ませ、靴を履いて外に出た。いつもと同じように、何の変わりもない日常を装いながら。通りは普通だった。同じ家々。同じ道。同じ角に、低く唸るように動いている自動販売機。


何も待っていない、と自分に言い聞かせた。

すると、ドアが開いた音がした。


振り返ると。


咲が隣の家から出てきた。ヘアピンがきちんと留められていた。彼女はまだ慣れない様子で辺りを見回し、僕に気づいた。

彼女の顔がぱっと明るくなった。


「あ、」彼女が言った。「おはよう」


「お、おはよう」僕は答えた。


一瞬、二人ともただそこに立ち尽くした。


それから彼女は、ほんの少しヘアピンを持ち上げて、見せるようにした。「落ちてないよ」


僕はうなずいた。「よかった」


それだけだった。交わした言葉はそれだけ。でも、それで十分な気がした。


「それで…どこに行くの?」僕が聞いた。


彼女は肩をすくめた。「まだわからない。ちょっと歩こうと思って」


僕は一瞬ためらい、それから道を指さした。


「あっちに公園がある。大きくはないけど…みんなそこで遊ぶんだ」


彼女の目が指さす先を追った。「案内してくれる?」


「うん」僕は言った。「いいよ」


歩き出した。


最初のうちは、あまり話さなかった。二人の歩調はゆっくりで、無理に合わせようとしなくても自然に合っていた。時々、彼女は道端の小さな小石を蹴り、それが跳ねるのを眺めた。


「ここには毎日来るの?」彼女が聞いた。


「だいたいね」僕は言った。「放課後も」


彼女はうなずいた。「ここで友達ができるといいな」


「できるよ」考えずに、僕はそう言った。


彼女は僕を見て、それから微笑んだ。「そうだといいな」


公園に着くと、すでに何人かの子供たちがいた。走り回る子。順番をめぐって言い争う子。すべてが騒々しく、生き生きと感じられた。

咲は僕の隣で立ち止まった。


「…ちょっとこわい」彼女は認めた。


僕は一瞬考えて、それからブランコの方を指さした。「あっちに行こう」


彼女はほっとしたようだった。「うん」


ブランコに座り、ゆっくりと漕ぎ始めた。高くはない。ただ風を感じる程度に。


「気持ちいいね」彼女が言った。


「うん」


これが何なのか、僕にはまだわからなかった。友情でもなければ、特別な何かでもない。ただ、朝を共有する二人の子供。


でも、鎖が陽の光にきらめくのを見て、隣で聞こえる彼女の静かな笑い声を聞きながら、僕は昨日と同じ奇妙な感覚を、また感じた。


どういうわけか、これが自動販売機で彼女と会う最後にならないことは、僕にもわかっていた。


しばらくブランコに座り、足で砂に線を描き続けた。


しばらくして、咲がゆっくりと漕ぎをやめた。


「ここでは普段、何をするの?」


考えてみた。「走り回る。鬼ごっこ。時々、ただ座ってるだけ」


彼女は微笑んだ。「座ってるだけでもいいよ」


ブランコを降りて公園を歩き回った。彼女は物を指さしては、まるでそれを集めているかのようだった。ベンチの下で眠る猫。壊れた滑り台。魚のように見える雲。


「あれ、泳いでるみたい」彼女が言った。

僕は空を細目で見上げた。「…うん。そうだね」


砂場の近くにたどり着いた。何人かの子供たちが山のようなものを作っていて、咲は静かに彼らを見つめていた。


「入ってみる?」僕が聞いた。


彼女は首を振った。「まだやめとく」


「わかった」僕は言った。「見てるだけでもいい」


そうして、二人は並んで座った。膝が触れそうな距離で。時々手が触れ合い、そのたびに僕は気づかないふりをした。


しばらくして、彼女のお腹が小さな音を立てた。


彼女は固まり、それから少し笑って口を押さえた。「朝ごはん、あまり食べてなくて」


「キャンディあるよ」僕が言った。


彼女の目がぱっと見開かれた。「本当?」


ポケットを探り、小さなキャンディを二つ取り出した。一つを彼女に渡す。


「ありがとう」彼女はそう言い、大事そうに受け取った。「取っておくね」


「食べていいよ」


「取っておきたいの」


彼女はそれが大事なものかのようにポケットにしまった。


日が高くなるにつれ、公園はよりにぎやかになった。もっと子供たちが。もっと声が。咲は何も言わずに、ほんの少し僕に近づいた。


「もっと静かなところに行く?」僕が聞いた。


彼女はうなずいた。


自動販売機の方へ歩いて戻った。それは相変わらず唸りをあげており、昨日と何も変わらなかった。


彼女はその前で立ち止まった。「これ、すごいうるさいね」


「いつもそうだよ」僕は言った。「寝てないんだと思う」


彼女はそれに微笑んだ。


一瞬、ただ耳を澄ましてそこに立った。

「…ハルト?」彼女が言った。


「ん?」


「昨日、いてくれてよかった」

何て言えばいいかわからなくて、僕は自動販売機のボタンを見つめた。


「…僕もよかった」


彼女はガラスに近づき、中の飲み物をじっと見つめた。「いつか、ボタン押してみたいな」

「僕も」僕は言った。


二人で、静かに笑った。


暑くなり始めた頃、また一緒に家に向かって歩いた。角で、彼女は立ち止まった。


「お母さんが、お昼までには帰ってきてって」

「僕も」僕は言った。


彼女は一瞬ためらい、小さく手を振った。「また後で?」


「うん」僕は答えた。「またね」


彼女は振り返って歩き去り、動くたびにヘアピンが陽の光を捉えた。

僕は必要以上に長くそこに立ち、背後で自動販売機の音を聞いていた。

一日がゆっくりと流れているように感じた。そして、どういうわけか、それがとても大事なことのように思えた。


昼食後、一日の流れはゆっくりになった。


暑さで通りは静まり返り、午後の静けさの中、自動販売機の音さえも普段より大きく響くようだった。しばらく家の中にいて、あまり気にも留めない形を描きながら、日が傾くのを待った。


夕方、また外に出た。


理由なんてなかった。少なくとも、自分にはそう言い聞かせていた。


咲はもうそこにいた。


彼女は自動販売機の近くの低い塀に座り、足を前後に揺らしていた。僕の姿を見て、少し背筋を伸ばした。


「やあ」彼女が言った。

「やあ」


もう、それが普通になりつつあった。

しばらく二人で立ち、空の色が変わるのを見つめた。オレンジ色が柔らかく、次第に薄れていく。


「お母さんは、夕方が一番いいって言うの」彼女が言った。「何もかもが落ち着くから」

「うん」僕は答えた。「違う感じがする」

彼女はうなずき、手を組んだ。


「前の家でも、この時間に外で座ってたんだ」

僕はちらりと彼女を見た。「友達と?」

「お兄ちゃんと」彼女は言った。「年上なの」

「ああ」


一瞬、二人とも言葉を失った。自動販売機の唸る音が、その間を埋めた。


「毎日ここに出てくるの?」彼女が聞いた。

「時々」僕は言った。「今からは、毎日出てくると思う」

彼女はそれに、小さく、けれど本当の微笑みを浮かべた。


一陣の風が通り抜け、頬を涼やかに撫でた。街灯が一つ、また一つと灯り始めた。まるで昨日の夜のように。


「もうすぐ夕飯だね」彼女が小さな声で言った。

「うん」


彼女は立ち上がり、一瞬ためらった。「明日も…ここにいる?」

僕はうなずいた。「だいたいいるよ」

「わかった」彼女は、まるで約束をするかのように言った。「じゃあ、私も来る」


彼女は手を振り、家に戻っていき、中に入る前に一度振り返った。


僕はその場に残り、彼女の部屋の窓から漏れる灯りを見つめた。


あの日から、夕方はこんなふうになった。


特別なことは何もない。

ただ自動販売機のそばに立っている。

少し話す。

時には全く話さない。


でも毎日、日が沈みかける頃になると、二人は自然にそこに向かう。


そして、どういうわけか、それで十分だった。

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