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年齢を重ね私はリディアやシンディと同じ貴族学校に通う事になった。

あの時シンディに酷い仕打ちをされたメイドは今、私の家で元気に働いてくれてる。月日はかかったけれど彼女に笑顔が戻って本当によかった。

あの日以来、私は両親の協力を得てシンディの悪事の証拠を集めていた。

すると暴力や窃盗の証拠がボロボロと出はじめたのだ。

調べるうちに彼女の両親は娘の悪行を黙認している事がわかった。それどころか子供したことだから目くじらを立てるなと騒ぎ立てる方を悪として相手にもしないそうだ。

数年をかけて証人や証拠を集め、あと少しで国王にシンディの悪行を報告できるというところでローレンスという子爵令嬢が貴族令息達も不純異性交遊をするという問題を起こした。

放って置けばよかったのだがローレンスはあろうことかリディアにまで色目を使いはじめたのだ。

もちろんリディアは彼女に応えることはしなかった。

しかし私の怒りに触れるには充分だった。

リディアが関わると途端に心が狭くなる自覚はあるがこればっかりは譲れない。シンディと一緒に地獄を見せてやろう。



それから暫くたち、めでたくリディアはシンディと婚約が解消された。

国王様も王妃様もシンディの行動を噂で聞いて問題視していたらしい。

王妃様は私のことを気に入ってくださり、リディアの新しい婚約者として推薦してくれた。リディア本人も少なからず私を想ってくれていたと知った時は、本当に涙が出るほど嬉しかったけれど私はその申し出を一度断った。

まだ駄目だ。

シンディとローレンスに地獄を見せるまで、私はリディアの隣に立てない。特にシンディという害悪を排除しない限りは。


リディアの婚約解消の話を聞いた一週間後、舞台は整った。

目立つ場所でシンディとローレンスが言い合いを始めたのだ。野次馬も多くこれなら一瞬であちこちに話が広まるだろう。

私は野次馬の群れからそっと抜け出してリディアを呼びに言った。

これは私にとって好機だ。

下準備は整っている。

あの二人を排除したら私はやっとリディアの隣に立てる。








こうして私は大好きな人を手にいれた。



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― 新着の感想 ―
[一言] 行動力の化身ですね。よかったです。 応援してます。
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