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超絶万能調味料マヨネーズ

———

しょうたは卵とお酢、それに油を垂らして一気にかき混ぜた。

その光景に周りは興味津々だ。

そのうち混ざり合うはずのなかったそれらは白く滑らかになっていった。

「これなに? ご主人様?」

「これはね、マヨネーズだよ」

———

 異世界チートでほぼ必ず出てくるもの、それはマヨネーズだ。

サンドイッチやふわっふわのケーキが開発されている世界だったとしても大抵マヨネーズは存在しない。

作られたマヨネーズは大好評!

お店を開いて商売に使うもよし、可愛い嫁たちに食べさせるもよし。

だが概ねみなマヨネーズに夢中になってしまう。


 マヨネーズの歴史は以外と浅く、18世紀あたりだと推測されている。

ちなみに前述したふわふわスポンジのケーキはベーキングパウダーの開発されるだいたい19世紀あたり、サンドイッチは意外にも古くは紀元前から存在する。

こう見てみると異世界の食生活は結構豊かだと思う。

マヨネーズは涼しい場所であれば一ヶ月ほど持つのだという。

保存は冷蔵庫でなくても構わない。

お酢が入っているので菌の繁殖が抑えられ、長持ちするのだとか。

そういう観念から見るとマヨネーズは貴重な卵を使うとはいえ、保存のしやすい調味料の一つと考えられないではないか。

食事に関してはかなりファジーな設定のなろう小説だが肝心なことが一つある。果たして味は異世界人に受けるのか。

単刀直入に言おう。

受けると思う。


 ケーキやサンドイッチが開発されているということは比較的味覚は洋風に偏っていると考えて間違いない。

なんたって主人公だって異世界の食べ物を美味しいとパクついているのだ。

味覚に大きな違いは感じられないだろう。

マヨネーズはもともとフランスで開発されたソースだ。

ヨーロッパ各地に伝播した点、お手軽な作成方法、保存の簡単さを考えれば異世界ではやらないわけがないのだ。

もし異世界が中国あたりを舞台にしているなら話は変わるかもしれないが。

マヨネーズは確かに流行る。

流行らない要素が見当たらない。


 ただ菜食もしくは肉食中心な種族は苦手かもしれない。

マヨネーズは油、酢、卵、塩を利用している。

我々はどれも食べたことのあるものばかりだが肉食の種族は酢、菜食の種族は卵を口に入れない可能性がある。

肉食のものから見たらマヨネーズは酸っぱすぎ、菜食のものから見れば何だか生臭いと感じるかもしれない。


 考えてみればほぼどの国でもマヨネーズは広まっている。

よほど味覚にズレがない限りは異世界でも通用すると考えてもいいだろう。


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