表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
壱果の父上はムテキング  作者: 巳ノ星 壱果


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/6

1話 父上が無敵になるまで

私の父上はムテキング


私の父上は無敵である。

そう気がついたのは、私が大人になってからだった。


父上の家系は、江戸時代から続く家柄で、きちんとした家系図も残っている。

祖父は公務員。父上もまた公務員。

四兄弟の長男である父上は、きっと人知れず大きなプレッシャーを背負っていたのだと思う。


それでも父上は、圧倒的だった。


「壱果が生まれる頃、口から血が出るほど勉強したんだ」


耳にタコができるほど、何度も聞かされた言葉。

冗談のようでいて、どこか本気だった。


血を吐くほど勉強した、無敵の男の娘。

それが、私「巳ノ星 壱果」だ。


父上の期待の上で育てられた私は、

気づけば、別の意味で「無敵」になっていた。


鋼のメンタル。

多少悩んだ時期もあったが、それすら乗り越えてしまった。


何があっても折れない、しなやかさ。


父上は、日本語、英語、中国語、そしてもう一つの言語を操るマルチリンガルだった。


私は純日本人。

それでも、父上がいればガイドなしで海外を歩けた。


小学生の頃には、生意気にも父上の経費でファーストクラスに乗り、ロサンゼルス経由で空を越えた。


それが、当たり前だった。


父上が「ムテキング」である世界では。

でも父上の特性は、とてつもないものだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ