表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
湿った足音は帰り道に  作者: 羊木 なさ
7/9

第七話

気付けば朝になっていた。

寝る、というより気絶をしていたかのような時間だった。

いつものルーティンをこなして平静を装う。


『昨夜、女性が道路で溺······』


テレビを消して会社へ向かう。

今朝の会社はいつもより騒がしい。


「白木さん、知ってる?三浦さん、亡くなったんですって」

「え?」

「なんでも帰り道で刺されたんですって」


専務の言葉は耳を通り過ぎ、代わりに昨夜の花が脳裏を過ぎる。

もしかして······


「そうなんですか。ちょっと用事を思い出したので失礼します」


早足で外へと向かい、花へと電話をかける。

いつまで経っても花は出ず、代わりに無機質な機械音だけが耳を打つ。

自然と舌打ちが零れる。

なんでこんな時に電話に出ねぇんだよ。

デスクに戻り、仕事を始める。

いつでも取れる場所にスマホを置いておきながら。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ