僕の作る薬にろくなものはありません。

勇者は剣を振るい、魔族は人間の領域を侵そうとする世界。
そこのとある村に住む「僕」は剣も魔法もろくに扱えない。
何をやってもうまく行かず、村の中でも役立たず扱い。
そんな「僕」が手慰みにしているのは、下手くそな魔法と失敗した薬のかけ合わせ。
摩訶薬と呼ばれるそのろくでもない薬、作っている「僕」もどんな効果を持つのかわからない。
でも大丈夫。こんな「僕」ごときが作る他愛もない薬で、世界がどうにかなるわけじゃないんだから。

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