レイとミル
そろそろ完結したい気持ちになってきました。
子供達が、正式にニーナ食堂に就職した。
もちろん、勉強の時間もあるし、お家の手伝いや、自由時間も必要だ。
だって、成長盛りだもん。
仕事は、昼間の4時間だけになったけれど。
それは、ちょうど忙しい昼時。
みんな、必死に働く。
「海鮮丼、おまちっ!」
「果実水、あと1つねー」
「おーい、スプーン無いぞー」
ワイワイガヤガヤと騒がしい店内に、ちょこちょこと動く小さな頭。
「ミル!この食器下げて洗ってきて!」
「分かったわ、まかせて!」
見事な連携プレーで働く小さな店員に、騒がしい店内が、ニコニコと和む。
まさに一服の清涼剤。
昼の営業が終わると、みんなで遅めの昼ごはん。
今日は、揚げたてジューシーカツ丼だ。
「ん~っおいしい~っお兄ちゃん!これおいしいよぉっ」
ミルよ、なぜにそんなにかわいいのか。
「ほらほら、そんなに一度に口に入れたらむせるだろ」
レイは、しっかりお兄ちゃんをやっている。
微笑ましい。
モルとハルサは、ただただ笑って見ている。
見てるだけで、みんな涙ぐむ。
若さって、眩しいよね。
「ニーナも、さっさと子供を産め」
「わしらが動けるうちにしとくれよ」
急に私に振るなよー、予定もないのに。
「ニーナさんが子供を産む間は、僕達、今までよりもたくさん働きます!」
「私、赤ちゃんのお世話も手伝いたいです!」
2人がキラキラした目で見てくるのが、眩しいを超えて痛い。
「いや、残念ながらそういう予定も、相手もいないので」
みんなが、え?という顔をする。
「ガイさんがいるじゃないですか」
「そうです!ガイさんも子供が欲しいって言ってましたよ?」
???
「えっと、何の話をしてるのか、よく分からないんですけれど?」
みんながため息をつく。
子供達にもため息つかれるのは、地味に辛い。
みんなの話を要約すると
私とガイは、既に結婚している。
結婚式は、私が忙しくて街へ行けていないけど時間が出来たらやりたいし、結婚証明書も取りたい。
ガイは、早く子供が欲しいと思っている。
それに、いずれはニーナは薬屋の嫁として街で暮らすことになる。
どれも初耳なんですけど?
「ガイは、、、」
私が口を挟むと
「なんじゃ?」
みんな、グイグイ聞いてくる。
「うちの食堂専属の配達員だよ?それ以上でも以下でもないでしょ?」
書き続けられる作者さんて、すごいですよね。




