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新生活

食べ物に向かっていきます。

この村の調味料は、塩。


海が目の前に広がるから、そこから取る塩が、外貨を得る唯一の方法でもある。


1週間に1度、行商人が街から来る。


馬車で。


馬車、生まれて初めて見たから、大興奮した。


「すごい!馬車!馬おっきーい!映画みたい!」


そんな私に行商人はやや引いていたけれど、村長から説明を聞いて、なにやら納得していた。


この行商人が、村と外を繋いでくれてるらしい。

手紙も、遠くの街の配達業者まで持って行ってくれて、また、外からの手紙を配達業者から預かって、村へと届けてくれる。


村の生命線を握る男。

50代くらいの冴えないおじさんが、なんだかカッコよく見えた。


村は基本、自給自足だけど、手に入らない物もある。


調理器具や、衣服。


あとは、紙やペン、石鹸とかも。


そういう日用品を、全て、この馬車に乗せて運んでくる。


調味料も売ってるけど、高くてみんな買わない。


この世界で調味料は貴重品。


それに、遠路遥々、山の中まで馬車で来る費用。


そういう関係で、街でも高級品なのに、更に村では高い。


だから、村で使える調味料は、塩のみ。

お腹空いてきました。

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