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  作者: もこもこハダカデバネズミ


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9/11

最古の記憶

 一番古い思い出は、たぶん二足歩行をはじめたあとくらいの集団健診。自分と同じくらいの大きさの小さき者が母親と連れ立っている中、順番に注射を打たれていたので、もしかすると検診というより予防接種か何かだったのかもしれない。ワクチンとか。


 私の番は最初の方ではあったけど、一番手では無かったはず。既に誰かが泣いていて、その泣き声に共鳴してわんわんぴーぴー響く中、何故か突然反骨心が出た。人生初の反骨心、は? このわたくしが注射ごときに負けるとか(笑) ダッサ(笑) ちっくんするだけですが?? そして涙を流さず、キッと注射を受け入れて見事凱旋。

 周囲の看護師や母親たちの「もこデバちゃん泣かないで偉いね!」「ほらあの子は泣いてないよ!」という、私age泣きベビsageの言葉に鼻高々になったのが、人生で最初の思い出です。


 思い返せば、幼少期の自分はこういう所があった。は? 人参食べられないとかダッサ(笑) 私は食べれますけど? むしろ好物くらいあるし(笑) と、別に好きでもない人参を何故か好きだと宣言してもりもり食べたり、他の子が自転車に乗れると知った日には補助輪を取り外し、は? 私も乗れますけど(笑) 普通に(笑) と穴だらけぐっちゃぐちゃ田舎ロードで何度も転び血まみれになりながら一日で自転車に乗れるようになったり、謎のプライドの高さがあった。

 ちなみにみんなが自転車に乗れるというのは、補助輪ありでの事だったらしく、私は無駄に早めの卒業をしただけだった。自尊心はもりもりだったと思う。


 めっちゃ耐えて努力するタイプのプライドの高さだったので、この高潔な精神を維持していたら人生何か変わったのかなとも思う。いま全然努力しないし耐えないし注射とか普通に痛くて怖いもんな。人参も別に好きじゃないし。自転車はないし。あの頃の私が残っていたら、きっと今頃毎日更新とかしてたんだろうなあ! 惜しい惜しい!

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