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1話
遮光カーテンから漏れる光が消えていくのを見つめながら日々が終わっていく。
私、白峰鈴沙はため息をついた。
見渡せば、散らばった化粧道具やら生まれつき色素の薄い自分の髪やら。
隅に目をやれば家族かのように大小様々に集まった埃。そんなに身を寄せなくても取って食いやしないぞ、なんて馬鹿な呼びかけが浮かんで、やめる。
大学に入ってから2年めになるというのに、やりたいことを見出せず、何もない日はこうして時をやり過ごすだけだった。
しかし、自堕落に過ごしていてもお腹はすく。
昼過ぎに起こした重たい体を引きずるようにして着替えて家を出た。




