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慈愛の聖女  作者: クー
第3章 第三回公式イベント~本戦編~
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強者との戦い


「良いですねパンダモンさん!…『ルミナスブレイド』!」


「何がエエんや!…ぬわぁ!…『カースブレイド』!」


「これも容易く処理しますか…『セイクリッドランス』!」


「ちっ!…『リフレクション』!」


「ならこっちも『リフレクション』です」


「うぉっ!……」


『キューレットレイ』


「ちっ!…避けきれん……」


「隙ありです!『ルナストライク』!」


「ッ……『アブソーブエッジ』!」


「急な近接にも反応しますか…避けられないと思っていたのに反撃までしてくるとは…流石ですね」


よう言うわ!…コッチの方がダメージ受けとるし…

動きは読めるようになってきたけど、スキルの回転が間に合わん…アーサーの奴スキル多すぎやろ

まあ俺がスキル合成し過ぎたせいで、スキルが少ないのもあるかもしれんけど……

それにしても、フェリシアちゃんからの援護がないって事はやっぱり向こうも厳しいみたいやな……


『セイントランス』


「ちっ!……」


『アクアカッター』


「ぐっ!……」


『ルーセントウイップ』


「がっ!……」


「光を集いて敵を断て!『フラッシュディバイド』!」


「短文詠唱!?…『トランスシフト』」


コイツ…本気出してきたな…

小技で俺の体勢を崩して、大技で仕留める…お手本のようなコンボや…しかも詠唱ありの魔法まで撃ってくるとは……

今回は詠唱が短めの魔法やったけど、長いとマジでヤバい…詠唱魔法は攻撃範囲がヤバいのと威力が桁違いやからな……


「これも凌ぎますか…では、凌げない程の大技で叩きます」


長文詠唱でも出すんか?…でもこれはチャンスや!

長文詠唱は威力、範囲が桁違いに上がるけど、同時に隙も多いから、この隙に攻撃出来るとデカイ!


アーサーの大技に備えて、俺が距離を詰めようと考えていると、周囲に光の檻が現れる……


「なんやコレ!?」


「セイントケージですよ。長文詠唱は基本的に詠唱始めると途中でキャンセル出来ない上に、隙が大きいですから」


「ちっ!…俺がトランスシフトを使った後を狙ったな?」


「その通りです。これでパンダモンさんは檻を出る術はありませんでしょ?」


「舐めるなよ!…俺にはエンドレストがあるねんで、これで楽々脱出や!」


「エンドレスト…パンダモンさんは使うことが出来ますか?…

使ってしまうとフェニックスライフのクールタイムが回復出来ないので、後が無くなりますが……?」


こ、コイツ…完全にオレの思考を読んどる……

確かに俺はセイントケージを突破することが出来る。

ただそれをするとこの戦いでフェニックスライフの2度目が出せへんようになる……

だが、長文詠唱は絶好の攻撃チャンスや…

詠唱中は他の行動が取れへんから、タコ殴りで倒せるかもやしな。


だけど、これも一つ問題があるねんなぁ……

アイツが詠唱中断のスキルを持ってたら長文詠唱でも途中でキャンセル出来てしまうから、俺が無理矢理檻を突破してもメリットがなくなる可能性があるんや……


「ぐっ……」


「あれ?…無理矢理セイントケージを脱出しないのですか?……なら遠慮なく長文詠唱させて頂きます」

「深淵の闇より出でし者を裁く力を我に授け、闇を払う力となせ。

輝く天空よりも高き輝きを、光の源よりも輝ける輝きを我が手に求め、全てを照らし導く光となり天よ授けよ。

太陽より集いし聖なる焔よ。一切合切を焼き尽くし、無に還さん。『ディバイン・サンベルジュ』!」


アーサーが長文詠唱を終え、魔法を発動すると、白い世界に覆われた。


アカン…想像よりも範囲が広い……

これやとフェリシアちゃん達にも被害が出てしまう……

俺はそんなことを思いながら、光の奔流が収まるのをただ立ち尽くして待つしかなく、自分の無力さを思い知った……


















轟月(ごうげつ)!!」


「ふんっ…そんな大振り…隙だらけだ」


凪月(なぎづき)!!」


「後ろに下がりながらも攻撃できるのか……」


この男本当に厄介ね…

一度見せた技には反撃してくるから、初見の技で翻弄するけど、それも容易に避けてくるなんて……


「面倒ね…『マッドネススピア』」


「そっちこそ…『マジックブレイク』」

「技が通じないからスキルを使うか…てっきり技に対するプライドが高い女かと思ってたが…そうではないようだ」


「技へのプライドも勿論あるわよ。

ただ無駄にプライドを持っていても足枷になるのを知ってるだけ」


「へぇ…『タブルアクセル』」


「!?…スピードが上がった…」


「『ボルトタガー』…これも躱すか…なら『クラビティ』」


「ッ……体が重い……グラビティ…相手の重力を増して動きを封じるスキルかしら?」


「正解。その状態では避けきれないだろ『ゲイルストライク』」


「避けられないなら受け流すまでよ!…月光花(げっこうか)!!」


相手の一撃に対して、エレメンタルエッジを発動しながら、"花"と"月"の複合の月光花で受け流して反撃する


「……良い技だな」


「ありがとう。この技結構難しいのよ」


月光花は相手の攻撃に対して上手く脱力することで、その攻撃を円運動の要領で受け流し、受け流した勢いを利用し反撃する…文字にすると簡単に見えるけど、

絶妙な脱力、相手の攻撃に合わせた重心移動、鋭い反撃の3つの内一つでも欠けると出来ない技なのでかなり難しい技ね


「俺がクリーンヒットを受けるか…ハハッ!…面白い!…もっと技を沢山見せてくれ!」


この男…急にどうしたのかしら?

最初は無口だったのに、人が変わったかの様に陽気になるなんて……


「急にテンション上がったわね…ちょっとついていけないわよ…」


「それは悪かったな!…でもそれだけ素晴らしい技だったって事だ」


「そこまで褒めてくれるのであれば、フードを取って顔でも見せて欲しいものね」


「それはまだ時期尚早だ…俺がもっと飛び抜けたら自らフードを外すさ」


「……俄然私の手でフードを外したくなってきたわ」


「出来るものならな!『クラウンスラッシュ』!」


「!…影花!!」


「避けられるのは想定内だぞ『ベゼルラッシュ』!」


「しつこい!…翔花(とびはな)!!」


「凄まじいフットワークだな!『パワードピアス』!」


また短剣を投げるスキルなの!?

なんとか回避したけど、間合いが掴みにくいわね…


「パワードピアスは囮だ…」


「きゃ!……」


…普通スキルを囮に通常攻撃で斬り込んでくる!?


「まだまだいくぞ!」


「くっ…………」


完全に向こうのペースね……

あの男は一気に間合いを詰めて私に連撃を浴びせてくるのだけど、流れるような攻撃の嵐に躱すのも難しく、徐々に切り傷が増えていく。


「どうした?…これで終わりか?」


「調子に乗らないでよ!…辻が花(つじがはな)!」


「おっ!…そんな方法で距離をとれるのか…闘牛士のように躱したと思ったら、俺の攻撃の勢いを利用して間合いを取るか…面白い技だ」


「あなたを楽しませる為に技を出している訳ではないのだけど……」


「つれないな…お前の技は俺を更なる高みに導いてくれそうだ」


「どういう事?」


「こう言う事だ!…花踏!!」


「きゃ!……嘘でしょ…花踏を見ただけで模倣したの?」


「そうだ。まだまだ甘いが形は出来てるだろ?」


形どころじゃないわよ!…殆どオリジナルと遜色ないじゃない!

私の技を容易く使うなんて……


「確かこうだったな…影花!!」


「影花まで!?…くっ…」


「これも真似出来そうだ…灰雪!!」


この男…二刀で切り刻む灰雪を短剣2本で模倣するなんて…しかも微妙にアレンジを組み込んで灰雪を短剣の技に近づけているわ……

こう言う人を天才って言うのかしら?…

天才……私の嫌いな言葉の中でも上位にくるわね!


「自分の技を真似されて意気消沈か?…先まで威勢はどこにいったんだ?」


花蓮破月(かれんはづき)!!」


「なっ!…高速移動からの抜刀術か…」


「腕を貰うつもりだったけどよく躱したわね…

言っとくけど、あなたが私の技を模倣しようが、私はそれを越えていくだけよ!」


「……」


こうして私達の戦いが佳境に入ろうとしてた時、遠方より光の奔流が迫ってくる


「なによあれ!?」


「ちっ!…パーティーリーダー様の仕業か?…仲間もろとも葬るつもりかよ!」


少ない時間の中、精一杯防御の体勢を築き、私達は光に飲み込まれていった……












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