表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20XXの人間失格者  作者: 来栖総一郎
33/78

僕の父さんは、父さんで良かったよ。

親子おやこ会話かいわ

ちち料理りょうりならべられて、美味おいしそうなからげや、てんぷら、おひたし、お寿司すしまでテーブルにならべられていた。


だけど手帳てちょうの2冊目さつめわって、ぼく食欲しょくよくがどこかへってしまっていた。


とうさん。とうさんはこのほん全部ぜんぶんだの?」

いろんな感情かんじょうがごちゃぜで、なんったらいいのかからない。


「おう。さらっとだけど全部ぜんぶんだぞ。」

親父おやじはそういながらキッチンで料理りょうり器具きぐ片付かたづけをしていた。


昭和しょうわ時代じだい学校がっこうなんてそんなものだろう。とうさんも鉄拳てっけん制裁せいさいなんてたりまえだったからなあ。」

そうなんだろうか。

そうなんだろう。

だけど手帳てちょうてきた担任たんにんは、教育きょういくしゃとして逸脱いつだつしている部分ぶぶんえた。


「また自分じぶんかさねているのか。距離きょりけってっただろう。」

親父おやじをタオルできながら近寄ちかよってきた。


かあさんまだかえってないみたいだから、さきいただこうか。え。め。」

親父おやじがビールびんせんいた。


「ああ、とうさん、ぐよ。」

ぼく親父おやじのコップにビールをそそいであげた。


「かぁーっ、息子むすこにビールをいでもらうなんて、とうさんしあわせだなあ。」

親父おやじおおげさによろこんでいた。


「おまえめ。ほら、返杯へんぱいってやつだ。」

親父おやじにビールをそそいでもらって、そそがれたビールをながめながら、ゴチャゴチャした気持きもちでいても仕方しかたないとおもい、コップのビールを半分はんぶんんだ。


とうさん、手帳てちょうにゴムまりとか人影ひとかげとかいてあったんだけど、た?」

手帳てちょうかぎり、へんなものを才能さいのうというか、妄想もうそうにいさんにはあったようだ。


「ああ、たたかれぎてどうにかなっちまったのかもしれないなあ。お!おまえうしろに人影ひとかげが…ははは。冗談じょうだんだ。」

親父おやじわらったあとにビールをした。

ぼく親父おやじられてわらった。


ぼくとうさんは、とうさんでかったとおもうよ。」

正直しょうじきぼく親父おやじ気持きもちをつたえた。


「おう!おまえのためならとうさん、がんばるからな!」

親父おやじがニコニコしている。


みすぎで身体からだこわさないでよ?健康けんこう診断しんだんっかかったっていたよ。」

うようになったなあ。みみいたい。ははは。」



手帳てちょう食事しょくじあとでまたつづきをもう。

2017.7.24 月曜日 平成29年

次回、中学編 手帳3

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ