追加異能
3日後の朝、ミス・マリーから電話があり事務所の出口と彼女の領域を繋げたとの事。
事務所の出入口を開けると薔薇庭園が広がっていた。
向こうから女神である少女と少年のような女神がやって来た。
「おはようございます、ヤヤさん。」
「ハロー☆ダーリン♡」
おはようございます。ミス・マリー
そして誰がダーリンだ、アホ女神。
「ひっどーい!先渡し報酬のスキルが完成したの
で貴方に譲渡しまーす☆」
そう、言いながら女神は空中からビー玉みたいな物を2つ俺に投げた。
その物体を掴んだが手を開くと消えていた。
「触れたら会得できます。事情があって貴方のオーダーした通りには出来ませんでしたが極力意図に沿ってます。これは取説になりますね。」
女神から取説を受け取り内容に目を通して見た。
幻想の十戒
・この異能を使う場合、転生者又は転移者と遭遇していなければならない
・自らの超自然能力を禁止する
・空間転移及び秘密の通路等を使用不可にする
・未知の毒物及び魔道具及び難解な説明を要する科学兵器を無効にする
・転生者、転移者の能力を無効にする
・自らの幸運値を0、第六感の使用不可
・自らの変装の解除
・理解していない超自然能力及び第六感は無効にできない
・仲間は自分の超自然能力と第六感を提示しなくてはならない
・双子及び1人2役を暴く、憑依は解除
うん。オーダーしたもの5番目がかなり変わっている。あの箇所は欠番にしたんだけどな。
アホ女神の方を見ると察したのか
「欠番にするとミ゛パデネ゛アって表示されて不具合が起きるのでそれっぽいのを何となく追加しておきました。」と言った。
取説はもう一冊あるので其方を目にする。
こちらは殆ど黒塗りだった。
何処かの国の公開された公文書かな?
公開されている箇所は20項目のうち3〜5番目それと13番目で内容は恋愛フラグの回避、仲間の裏切りフラグの回避、幸運値を0にし偶然を失くす、このスキル保有者は組織に所属できない。
「あの・・・ヤヤさん、あの後マクロからスキルの内容を聞いたのですがそれで良いんですか?明らかに自分が不利になる方が多い内容なのに・・・。」
俺は頷いた。
自分でオーダーしたスキルだからそれで構わない。
「お二人で良い感じのところ悪いですけど依頼の内容確認しますよ。内容は3種類の粉各3kgと丸太一本ですね。」
俺は頷き回収作業をし始めた。
するとアホ女神は真面目な表情になり「例のブツは持ったな?」と言った。
この依頼主、完全に悪ノリが過ぎている。
俺が運ぶのは食料品だからな。
「丸太は持ったか?」
そっちも収納に入れました。
丸太は表皮がチクチクして、素手で持とうものなら掌が血だらけになる。
それとこの大きさは、重すぎて両腕で持ち上げるのでやっとだからな。
「では、ご武運を。言い忘れていましたが、荷物はスキルの発動前に出しておいてください。私がいいと判断したらココに戻しますので頑張れ♡」
「今繋げますね。必ず生きて帰って来て下さい、ヤヤさん。」
俺は2人に見送られながら渦の中に入っていった。




