1話 転生したら補導された件。
さて、見た目は女、頭脳は男になったオレだが、超スピードで近距離バワー型ではないオレには時止め5秒ってスキルを活かすのに工夫が必要だ。
色々考えた結果、どっかでゲットしたら投げナイフは常備することにした。
正直ハズレスキルとまではいかなくても一般人じゃあんま強くなさそうなスキルだよな。
???「あら、目覚めたのね」
「だれ?」
???「誰?つまりそういうこと?誰って、私はテスラよ、テスラ博士って呼んで」
博士って感じじゃないけどまぁ。
「いやそういうことじゃなくもないけど、そういう事じゃなくてだな、オレは、、」
テスラ博士「…」
意味深な沈黙やめてね。まあでもこの見た目じゃ一人称オレは違和感あるか。
テスラ博士「いや、わかったわ、そういう事ね。さっき私がここら辺に用があって歩いてたらあなたが倒れてたのよ、とりあえずあっちの方向を歩いていきなさい、村があるわ」
旅の始まりに3匹の中から1人を選ばせてくれる博士じゃないのね。
「ありがとう」
テスラ博士「別に大したことはしてないわ。」
「ところでなんの博士なの?」
これ気になる。
テスラ博士「なに?ポケットサイズのボールに入る生命でも研究してると思った?ウイルスよ。ただのウイルス」
へぇ、そうなんだ、としか言いようがない、オレが聞いといてなんだけど。
で、村を目指したわけだけど、なんとなんと超意外なことに
騎士のおじさんに補導された。
騎士のおじさん「ほら、ダメだぞ、家に戻らないと、夜中に出歩くと危険だぞ、」
いや、未成年ではあるけどさ、
騎士のおじさん「それで君の家はどこなの?」
わからん、「いやオレ、異世界から来てて!?」
騎士のおじさん「あ、なるほどそういう時期か、この前もそんなこと言ってた人がいたような気が、」
あ、ダメだこりゃ。
騎士のおじさん「つまり、君は冒険者を目指してるのかい?なるほどな、最近は人気だよな、」
騎士のおじさん「おじさんは君のスキルも何も知らないけど、そういうのは、なりたいって気持ちが大事なんだ、」
なんかいい事言ってるぞこの人。
騎士のおじさん「おじさんは生まれた時から魔法が使えなかったんだ、けど騎士になりたいって気持ちだけで騎兵隊隊長にまでなっている」
騎士のおじさん「目標があったら目標を忘れちゃあならない、覚えてればミリ単位だとしても毎日それに近づいてるからな、」
実例付きだと説得力があるな。
騎士のおじさん「とりあえず一緒に教会まで行こう、ところで、君を見てるとうちの娘の小さい頃を思い出すんだ、もう娘は立派に旅立ってな、隣国で騎士団長をやってるんだけど、俺と違って魔法の才能もあって、もう追い抜かれちゃったんだ」
この人娘自慢になると長い人かも、
そんな話を聞きながら教会についた、そしたらおじいさんが出てきてオレの顔を見るなりびっくりしてる、オレってそんなおかしな顔してるか?まぁ、これが美少女パワーかな?
「あなたは、もしや天使ですか?」おじいさんに聞かれた
「頭のこれ?まぁそうなんじゃない」
騎士のおじさん「え?家出少女じゃなかったの?」
さきほどの優しいおじさん騎士もびっくりしてる、
そのあと話を聞くと、、、まぁ引っ括めると天使は偉いらしい!
悪魔もいるらしいけど天使は特殊なんだってさ。
騎士のおじさん「それなら、失礼しました、」
そういうんでオレは急いで「いやいやそんな大丈夫ですよ、むしろ村まで送ってもらったくらいだし、」と言った
若い騎士「ガルヴァン隊長、冬の国の部隊がまた怪しいことしてます!」
騎士のおじさん「え、また?よし一緒に行く、それじゃ俺は失礼します。」おじさんは走っていった
その場には司祭のおじいさんとオレだけが残った。
「…」
気まずいな、
「えっと、」
司祭のおじいさん「その、天使様にお願いがあるんじゃ、」
いきなり?これ気まずいんじゃなくて話す前の沈黙だったんだ
「どうしたの?」
おじいさんは深刻そうに話し出す、
司祭のおじいさん「あなたに、どうかこれから旅立つ少女アリシアを助けてやって欲しいのじゃ、」
なるほど?これあれかな、異世界行って最初の仲間たちと出会ったり強くなったりするために強制受注される旅クエスト。
司祭のおじいさん「彼女の目的は無国籍の集落が多くあるこの一帯の再統一、そのために元々ここらの守護者であり自我を無くして引きこもった魔竜を倒し、その魔竜の力を借りるらしい」
なるほど、よく分からないけど色々事情もあるのかな。けどさ、引きこもった竜は自我無くした判定なんだ、この世界は。
ってことで、重要イベントっぽいしオレはすぐに結論を出した。
「任せてくれ、」
オレはただ冒険がしたかったのかもしれない、
けどゲームだって行動を起こしていかないとイベントは発生しないからな、仕方ない。
その日オレは教会に泊めてもらった。
そして翌日の早朝
???「わたしが騎士アリシアだ、よろしく頼む」
そこに立っていたのは、何故か見覚えがある顔だった
長い金髪に騎士の制服の上から白いローブを羽織っている少女、
どこで見たのか、いや絶対あの人だ。分かる。
行く前に昨日のおじさんが話しかけてくれた、基本頑張れって感じの話だけど時々娘の自慢話が入ってくる、まあでもいい人だって本能的に分かる。
そうして異世界の冒険の序章?が始まった。
村をぬけた早朝の森は静かで、暗い水色の空は綺麗だった、気候だって少し涼しいくらい、
アリシア「そういえばあなたの名前はなんて言うの?」
歩いてる途中にそう聞かれた
「オレはユウキ、さっきおじさんに娘って言われてたけど一応男な、」
アリシア「じゃあ君には"ある"の?いや、なんでもない。多様性の時代、失礼な質問だった、気にしないでくれ」
なんか誤解されてそうだけどまぁいっか、てかほら、“例え何百年経っても、異世界に行っても、多様性の時代は続いてく”、そんな感じの事言わなかったっけ?でもその通りだったでしょ?
アリシア「あ、そういえばだ、途中で襲撃を受けると思う、」
「え?なんで?」まじめに知りたい。
アリシア「周りの国の刺客だ、一帯をひとつの国にまとめあげたら侵攻しずらいだろ?情報が正しければ魔竜の館にたどり着くまでに13?11?何人だっけ?」
…いや数は覚えておいてくれよ。
アリシア「そしてユウナ、その1人目が今来ている、」
ユウキな。
アリシア「構えろ、他の刺客と連携される前にここで潰したほうがいい」
アリシアは剣を構えた。
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