42. 枇杷島
11時53分、枇杷島駅に到着。名古屋の1つ先の駅だが、清須市だ。
下車駅をクジで決めるに辺り、主要駅が当選するかどうかも気にしながら引いていた。せっかくこれまで名も知らなかった駅に訪れる機会なのだから有名どころは避けたいという本音もあったのは、否定できない。結果として名古屋駅は外れ、その1つ先である、本当に名も知らなかった枇杷島駅で降りることになったのである。
さて現在、東海道線の旅をしているところだが、実はこの東海道線、完全には東海道に沿っていない。東京から名古屋と、滋賀の草津から京都までは大体沿っているが、名古屋~草津間では結構ずれる。東海道は名古屋から先、三重県に突入し、亀山市で北上して滋賀県に入る。一方の東海道線は、名古屋から先も北上を続けて岐阜県に入る。
鉄道で東海道に沿って進もうとすると、名古屋駅から関西本線、さらに亀山駅から草津線、そして草津駅で東海道線に戻るルートになるであろう。しかし今回私は「東海道線の旅」を掲げたので、このまま東海道線上を移動し、枇杷島駅に降り立った。
改札は1つ、出口は両サイドだが東西。
東に「にしびさわやかプラザ」、西に美濃街道があるようだ。プラザは開いてないだろうから、1.1キロあるが美濃街道に行ってみよう。
階段を下りると、ザックリ地図のみ。とりあえずお昼ごはん兼地図検索場所を求めて、ザックリ地図を信じて左前方へ。大手企業の看板がいくつかあるから、何かしらあると信じたい。名古屋の隣駅だから、何かしらあると信じてる。
大きめの通り同士の交差点に着くも、周囲に飲食店らしきものはない。年の初めから道に迷いたくないので(人生では思いっ切り迷ってるけどね!)、右の方に見えたコンビニへ。
歩いていると、名古屋ナンバーの他、尾張小牧や一宮ナンバーの姿もあった。どちらも名前だけではどこなのか分からないが、車のナンバーが変わっていくのも、進んで来たんだなあという気分になれる。
コンビニに着く直前で、そのコンビニに入っていくパトカーの姿が。パトカーを降りたお巡りさんは線路沿いの道に出てキョロキョロしたあと、コンビニへ。買い物の最中でも、パトロールは欠かさないようだ。
でもね、お巡りさん、昼間のコンビニよりも夜の公園の方が怪しい奴いますよ? 私の前に現れるには半日遅い! でも同時に、半日早いともいえる。どうせ今日の夜もどこかに行くだろうから。
地図検索をすると、道は合ってた。で、もう半分ぐらい来てた。「美濃路」と書かれた道があるので、それだと思う。
念のため「美濃街道」でウェブ検索してみると、「美濃路」の文字が多くヒットした。東海道と中山道を結ぶ道なんだそう。ただ、地図を見る限り、随分と細い。
その美濃路に着いて右に行けば喫茶店が2件あるけど、どうだろう。お巡りさんがコンビニから出て来る前に、出発。
美濃路に着いた。と思う。川沿いの大通りの手前の道であることと、左に地図に載ってた新聞屋がある。喫茶店が開いていることを祈り、右へ。西の方角だ。
美濃路は東海道と中山道を結ぶとされ、東海道は中山道よりも南に位置しているのだが、今この道が東西に走っているためどっちに向かっているか分からない。
喫茶店はやはりというか、2件とも閉まっていた。せっかくここまで来たので、大通りの奥にある川に行ってみよう。
通りに出ると、ちょうど横断歩道と、河川敷に行くための歩道があった。両サイドを消波ブロックに挟まれながら進む。この4つの出っ張りのやつ、海じゃなくてもあるんだ。風よけかな。
そのブロックの先には、川の向こうに並ぶ高層ビル群が見えた。新幹線も向かってるから、名古屋だと思う。都会が奥に見える中、河川敷では散歩やバッティングの練習をする人たちの姿。
名古屋の街を望みながら、凧揚げする人のそばを通って戻る。なんか、ヘリポートがある。
しばらく進んだところで地図を発見。先ほどの美濃路は、あのあと北西に向かって行くようなので、たぶん中山道に向かって歩いてた。反対方向は、ここから見える枇杷島橋を渡って名古屋に向かっている。
ちょうどここで最初に美濃路に着いた交差点のそばに来たので、駅方面へ。途中で経路を変えて線路の反対側から帰るも、長居できそうな飲食店はなく、駅前のベンチに腰を下ろした。昨日よりは、あったかいかな。




