29. 豊橋
13時36分、豊橋駅に到着。
2度目の4駅連続当選。本当に、金谷からのラッシュよ・・・。コンピュータの乱数だと偏りそうだなあと思って紙でクジ作ったのに、結局偏ってしまった。ひと桁の番号が8枚残ってる中で4枚しかない50番台引いたりもしたからな・・・。
でも豊橋(ちなみに、61番)が当たってくれてて良かった。豊橋止まりの電車が結構あるから、ここが外れてたら岐阜行きを狙って乗らざるを得なかった。乗って来た電車も、豊橋行きだった。クジを引いた当初こそ何も思ってなかったが、想像以上に時間が掛かると分かった今、豊橋の当選は非常に大きなものとなった。
改札は1つで、出口は左が西口、右が東口と南口という、これまでにないパターンを見せてくれた。
右の方に、「穂の国とよはし芸術劇場」というものがあるらしい。横断幕にも、「ようこそ ほの国 豊橋へ」と書かれていた。
実は電車が駅に到着する直前に見えた、レンガ造りの建物が気になっていた。地図を見ると確かに、劇場はその位置だった。開いてないにしても、あのレンガ造りを見に行こう。西口に観光案内所があるようだが、いいや。
右に進み、矢印とともに劇場の方向を示す標識に従いもう一度右に曲がって南口へ。屋外に出て、さらに真っ直ぐ進めば芸術劇場だ。正面からみた面はガラスが多く、建物の上半分は濃淡のグレーの縦ラインがグラデーションとも縞々とも言えないランダムな並びをする2段構えの壁。
やはり閉まっており、貼られているポスターから推測すると、音楽のコンサートをするような所だ。随分と広そうだ。
階段を下り、建物の前へ移動。ガラスはガラスで、結構オシャレだな。閉館なのになぜか内側でイルミネーションが点いている。
横に回り込むとほぼレンガだったが、電車から見えた姿の方が良かったので線路の反対側に行ってみよう。奥に歩道橋があったので、それを渡る。
歩道橋上は転落防止用の柵があったので、線路を越えたあと半階おりた所で、線路の電柱があるがその姿を捉えることができた。上から、グレー、グレー、レンガ、の横長の3段ピラミッドだ。意外とレンガ成分少なかったな。電車の窓からだと目の前のレンガしか見えなかったから印象に残ったのかも知れない。
これはこれで悪くないので、記念にパシャリ。上2段のグレーは、妙に波打ってる輪郭になっている。あのランダムなグレーの縦ラインの配置は、どうやって決めたのだろうか。緻密な計算があったりして。芸術劇場ですからね。
そのまま歩道橋を下りきって西口方面へ。進むとまた線路が現れ、くぐるか、くぐらずに駅方面に向かうか迷ったが、ちょうどその線路を新幹線が通り、豊橋が新幹線停車駅であることを踏まえ、これより奥に行こうと判断してくぐった。
西口に到着。ちくわ屋さんがあったので入ってみた。豊橋の名産らしい。
ちくわ、かまぼこの他、この時期だからか伊達巻や栗きんとん、昆布巻きなどもショウケースに入っていた。ちくわ、おせち商品ともに、箱に入ったギフトタイプもある。何千円もするちくわ、初めて見た。
バラ売りだとリーズナブルなものあるので、特選ちくわと、空洞の代わりにイカが入っているというイカ巻きを購入。
ちくわ屋さんの隣には、工芸品店があった。天然石を使ったピアスやブレスレット、ラピスラズリやタンザナイトなどの石のバラ売り、ローズクォーツやアメジストなどの小さな石の置き物などが並んでいた。
オリジナル天使という商品もあり、それはガラス細工の天使のスカートの中に各人の願いに合った種類の石を吊り下げるというもの。スカートの中って・・・。ガラス細工なので、覗かなくても内側は見えます。
本日の占い師もいるようで、占いもやってくれるそう。
外に出て分かったことなのだが、工芸品店ではなくパワーストーンショップだった。「駅前店」とあるからチェーン店のようだが、どれくらいの規模なのかは分からない。パワーストーンか・・・。いま願うなら、交通安全かな。
西口から駅に入って分かったことが、豊橋市には三河港があり、日本最大級の自動車輸出入国ということだった。展示されていた車は「あのメーカー」のものではなく外国メーカーのようだったが。
世界に羽ばたけ、日本の技術。いらっしゃい、異国の贈り物。
観光案内所は、実質的にお土産屋だった。置いてある人形によると、豊橋は手筒花火発祥の地でもあるらしい。燃え上がれ、職人の魂。




