21. 豊田町
11時04分、豊田町駅に到着。「とよだちょう」と読み、ここは磐田市だ。
ここで1つ、新駅の紹介をしたいと思う。2020年春、袋井駅とその西隣の磐田駅の間に、御厨駅が開業予定とされている。
開業まで待ってからこの企画を実行したいところでもあったが、そうすると次の連休はゴールデンウィークになりそうで、来年4月以降の自分の状況が読めないため断念することにした。クジ引きの候補に混ぜることができなかった御厨駅に関しては、この場で紹介するに留めることをお許し頂きたい。
さて今回は豊田町駅だ。改札は1つで、出口は南北。改札の前に看板があり、北の方に「熊野の長藤」と「香りの博物館」があるらしい。近いようなら行ってみるか。ここで昼食にしようと思っていたので、その時ついでに場所を調べてみよう。
あと、この看板、白テープが貼られて消されているものがあり、うっすら見えた文字は「豊田町役場」と「竜洋町」だった。どうやら、合併で磐田市に取り込まれたらしい。そういえば自分の地元も、平成の大合併で市に取り込まれてしまったな。おかげで学校行事が色々と変わった。
階段を下りると、「藤と香りの道」と書かれた案内板があった。北口の前に伸びる、およそ6キロの散歩道とのことだ。地図もあり、熊野の長藤と香りの博物館の場所も分かった。博物館の方はすぐそばだったが、熊野の長藤はちょっと遠い。縮尺は載ってないから後で調べよう。博物館の向かい側には「香りの公園」もあるようなので、そっちにも行ってみるか。
まずは昼食だ。前方には、大きめのスーパーと、黄色と緑が半々の看板のドラッグストア(?)が見えるので、何かないかと近づいて見る。すると、ドラッグストア(確定)の手前に惣菜屋さんがあった。嬉しいことにイートインもあるようなので、ここに決定。
量り売りやパック入りで色々と並んでいる中、ポテトサラダ、鶏の唐揚げ、なめこの味噌汁に、里芋まんじゅうと3分づきごはんなるものを取った。
会計を済ませ、早速イートインコーナーへ。持ち帰りの人が多いのか、こちらの利用者は少なくて落ち着く。
気になる里芋まんじゅうだが、茹でて擦りつぶした里芋に、シイタケ、ニンジン、レンコンなどが入っていた。味付けはあんかけ。健康に良さそうだ。まんじゅうの皮の部分は何なのかよく分からないが、素揚げした焦げ目のような気もする。
食べ終わったところで、熊野の長藤の場所を調査。遠かった・・・。2キロはあるので、断念。すぐそばにある香りの博物館と、公園にしよう。博物館、開いているどいいが。
惣菜屋さんを出て北に進むと、確かにすぐに博物館があった。緑に水色を混ぜたような、ちょっと怪しげな色をしている。
正面まで行くと、独特なデザインが姿を見せてきた。だが残念ながら、建物と同じ青緑色の門が閉まっており、お休みのようだった。門の上部には黄色の太陽のようなプレートがあり、どことなくアジアンな感じがする。
閉まっている状態で外から見て分かったのは、左側にはカフェ「パルファン」があるのと、右側には、あなただけの香りを創る、「香りの体験コーナー」があることだ。
営業再開は1月3日からで、13日までは企画展「スイーツと香り展」も開催される。ポスターには体に悪そうな色のお菓子が・・・。それと、お菓子の山に座る「考える人」のチョコや、お菓子の城 (これも体に悪そうな色)などが載っていた。
博物館に背を向け、「香りの公園」へ。ハーブなどのちょっとした菜園と、芝生の広場がある。市民の方々の姿もあり、穏やかな年末を過ごしているようだ。
ちょっとした(本当に、ちょっとした)菜園に入ってみると、(多分)パンジーからは、お花の香りがした。ミツバチもホバリングしている。
さて、公園もそんなに広くないからここまでだな。ランチだけになってしまったが、次へと向かおう。少し遠回りだが、公園の反対側の通りから駅へと向かった。




