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約束・・・  作者: 茶々
第7章
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君の存在

このページは藍那サイドの話です。

あれから私とたっちゃんは遠い町に来た。


たっちゃんは仕事を見つけて、私はパートをしながら家事をしていた。


「ただいまー」とたっちゃんが帰ってきた。


「お帰りなさい」と私は夜ご飯を作りながら言った。


「相変わらず良い匂いだね・・・」とたっちゃんは鼻をフンフンとさせていた。


「今日はたっちゃんの誕生日でしょ?」と私は冷蔵庫から1ホールのケーキを取り出したっちゃんに見せた。


「そうだった!ありがとう・・・」とたっちゃんはケーキを見た。


「どうしたの?」と私は聞いた。


「藍那ってさぁーショートケーキが好きなの?」とたっちゃんはケーキを指して言った。


「1番好きだけど?」と答えた。


「俺はチョコが1番好きなの!」とたっちゃんは頬を膨らませて言った。


「藍那が好きなのを買ってどうするの?全く・・・罰として3/4食べろよ?」と笑ってケーキに指を挿して口に運び「うん。美味い。」と言った。


「そんなー太っちゃうよ・・・」とご飯の準備を再開させた。


「そう言えばさぁー今日、加奈ちゃんに会ったよ!」とたっちゃんが着替えながら言った。


「そうなの?加奈ココに居るんだ・・・」と答えた。


「藍那は元気かって言ってたぞ!」とたっちゃんは後ろから私を抱きしめた。


「だから、元気有り余ってるから遊んであげてって頼んどいた。」と笑った。


「私は・・・」とむきになって言いかけると「はいはい。餓鬼じゃないんでしょ?」とたっちゃんは両手を挙げて私から離れた。


「からかわないでよ・・・」と私は頬を膨らませて言った。


藍紅の事思い出したじゃない・・・


「元気かなぁ・・・」とつい言葉にしてしまった。


「ん?加奈ちゃんは元気そうだったよ!」とたっちゃんが答えた。


「そっか!」と私は慌てて言った。


「・・・・?」たっちゃんは変な顔をしていた。


藍紅・・・あなたの存在はあまりにも大きすぎる。


私は藍紅。あなたに会いたい・・・


心の中は藍紅で一杯だった。


「今度、加奈に会いに行こうかな?」と私は食卓に少し豪華な料理を並べた。


「いいじゃん!行ってきなよ!」とたっちゃんは私の頭を撫でながら言った。


「じゃあ・・・食べる?」とたっちゃんに言った。


「お誕生日おめでとう・・・」と私はプレゼントを渡しながら言った。


「ありがとう。」とたっちゃんはプレゼントを広げた。


「何がいいか分かんなくて・・・悩んじゃった。」と私は言った。


「藍那がくれるなら何でも嬉しいよ!」とたっちゃんは答えた。


「・・・・これって」とたっちゃんはプレゼントを手に持った。


「指輪・・・深い意味はないけど!私も貰ったし・・・」と言った。


するとたっちゃんは立ち上がって部屋にこもった。


「嬉しくなかったのかなぁ・・・」と呟くと


「あった。」とたっちゃんが出てきた。


「はい。これ・・・」とたっちゃんは私にくれた。


「あの時の指輪・・・?」と私は驚いた。


「唯一捨てれなかった・・・」とたっちゃんが言った。


「言っとくけど!俺ももうその指輪に深い意味なんてないから!」とたっちゃんが慌てて言った。


「まぁー気軽に付けてくれよ?」と恥ずかしそうに言いながら「食べよう?」と言った。


「ありがとう・・・」と私は指輪を付けてご飯を食べた。


たっちゃんも指輪を付けて食べ始めた。





私はもう2度と藍紅に会えない覚悟を決めた。





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