君は過去に
このページは藍紅サイドの話です。
最近、俺は実家に帰って来ていた。
藍那のお母さんが藍那が居なくなって寂しいらしい。
俺が藍那の代わりになるなら・・・と俺は実家に戻った。
「ねぇー藍紅君はさ結婚とかしないの?」と藍那のお母さんは言った。
「まだ藍那に未練タラタラですから!」と俺は笑顔で答えた。
「もう藍那を忘れてもいいんじゃない?」と悲しそうな顔で藍那のお母さんが言った。
「お母さんは藍那を忘れたいんですか?」と俺は藍那のお母さんを見た。
「忘れるわけないじゃない!だけど藍那の為に藍紅君が人生を無駄にする事なんかないわ・・・」とお母さんは泣き出した。
「無駄な事なんかありませんよ・・・」と俺は答えた。
「勝手に俺が好きなんです・・・駄目ですか?」と笑って言った。
「藍那は藍紅君にあげよう!」と藍那のお父さんが言った。
「どうせならもっと早く言ってくださいよ!」と俺は言い返した。
「あ・・・あの時はまだあげたくなかったんだよ。」とお父さんは頭を掻いた。
「こんな事なら早く藍紅君に藍那をあげれば良かったなぁ・・・」と呟いた。
「さっきからあげる。あげる。言ってるけど藍那はあなただけのものじゃあありませんよ?」と藍那のお母さんは笑った。
「ごめんな?藍那の奴・・・」とお父さんは言いながらリビングを出た。
「俺には藍那との思い出が沢山あります・・・それだけで後50年は生きれますよ!」と俺は藍那のお母さんに言った。
「藍那の事を好きになってくれてありがとう。」とお母さんは笑った。
藍那・・・君は本当に過去だけの人になるのかい?
俺等の未来に藍那の姿はないの?
教えてほしい・・・
俺はもう2度と君に会えないのか・・・




