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第21話 少し余裕があると、何をしていいかわからなくなる
ある昼下がりのこと。
「……」
部屋にいる。
「……」
静か。
「……」
少しだけ、間がある。
「……」
座る。
手持ちぶさたすぎて、思わずごろん、と床に寝転がってみた。
「……」
特に何もしていない。
「……」
スマホを見る。横になって、寝たまま。
「……」
何も来ていない。
「……」
置く。
「……」
少し考える。
「……」
何も思いつかない。
「……」
すっくと立ち上がる。
「……」
キッチンに向かう。
もやしを見る。
「……」
ある。
「……」
手に取る。いつものパッケージ。
「……」
戻す。
「……」
「……まだいいか」
「……」
少しだけ、間を置く。
「……」
部屋を見る。
ダンボール。
レシート。
もやし。
「……」
変わらない。
「……」
もう一度、座る。
「……」
また、少しだけ時間がある。
「……」
「……何するんだっけな」
小さくつぶやく。
「……」
特に何も思い出さない。
「……」
「……まあ」
「……いいか」
昨日も、同じことを考えた気がする。
動きがない日。
まあ、あるある。
――あるよな。




