〜異世界冒険記2〜新しい仲間を紹介してみた
日向ぼっこしていると、そこに1人の人物が現れて・・・
そうして、僕とクロが日向ぼっこをしばらく続けていると、
「ワタルさん、少しよろしいですか?」
目の前で声がしたので、僕は目を開けていった。
そこには、僕と同じぐらいの年齢の男性が立っており、こちらに向かって手を上げていた。
それはまるで、こちらに挨拶をしているかの様なポーズをだった。
(そういえば、あのバーベキューの後から、この村に住んでいるんだっけ…
普段は、あまり顔を見せないから紹介するタイミングを逃してたよ。)
と、頭の中で誰かに言い訳をしているかの様に思いながら、目の前の人に話しかけていった。
「お〜、久しぶりだね。ハオ。」
僕はそう言いながら、同じように手を上げて挨拶をした。
ここで、少しバーベキューの後に何があったか話しておこうと思う。
〜回想〜
とりあえず、覚えていない人が多いと思うので、(申し訳ありません…)まずは、ハオの見た目について再び紹介しようと思います。
年齢は、僕と同じぐらいに見え、身長や体重も日本人の平均くらいに見えた。
髪の毛は、白色のロングで、前髪は目にかかりそうなくらい伸ばされている。
目鼻立ちも整っており、日本の言葉で言うなら
「モデル体型」に近い感じだろう。
↑ これがハオの紹介です。(バーベキュー4の紹介文をそのままコピペしました…)
見た目の紹介はこんな所で良いだろう。
次は、マオウ達との関係も再説明しようと思う。
ハオは、マオウとマオさんの血を媒介にして造られた人造人間らしい。
それがどういうものかは知らないが、詳しくは分からないが、人間と同じと考えても良いらしい。(マオウ談による。)
次は、何故ここに居るのか説明をしていこうと思います。
バーベキューが終わって、
【この子がここに来た理由の解明】
をしていこうと、かなり強い決意をした僕だったが、ハオが来た理由はすぐに分かった。
マオさんの正拳突きを食らって、気絶をしたハオについては、僕はマオウからは、【密偵】と聞かされた。
もしかしたら、僕の知っている【密偵】では無い可能性も少しは考えたが、ハオの母親であるマオさんが、【正拳突き】を食らわせた事からも、アニメやマンガで良く知っている【密偵】と理解しても構わないと、僕は思っていた。
ただ、
「あ…そういえば父には【密偵】と名乗っていたんでした…
ですが、それは僕の性癖を誤魔化すための嘘なんですよ。」
と、ハオが答えた。
どうやら、密偵というのは違うようなのでひと安心した。
しかし何か怪しい言葉が途中で聞こえた気がしたので少し心の中で考えてみた。
(性癖を誤魔化す為ね…
誤魔化す必要がある性癖なのは、何となく想像が出来た…
後は、それが想像以内であることに期待するとしよう。)
そう期待した。
しかし、すぐに期待は無くなりそうになった。
(あれ?もしかしてマオさんは、ハオの性癖を知っている?)
と、当時の様子を思い出した僕は、そう思ってしまった。
(確かハオが現れて、その後に、マオさんが正拳突きをハオに食らわしたんだったよな。
で、その後にマオさんが、倒れたハオに向かって、「何で貴方がここに…」と呟いていたんだったな…)
僕の期待が無くなったのは、この記憶を思い出したからだ。
普通なら、親は息子の事は心配する筈だ。
もし突然現れたにしても、親なら自分の息子を見間違える事はないだろう。
ただあの時はマオさんは、マオウに少しイラついていた筈だ。
(だからもしかしたら、マオウを殴る直前で、ハオが出て来ちゃった、そんな可能性もあるよね?)
そんな期待を勝手にしつつ、
「そういえば、どうしてマオさんから正拳突きを食らったの?
もしかして、間違ってマオウの代わりに食らったとか?」
と、先ほどの期待を思わず言葉にしてしまった僕だったが、
「いいえ、母は間違いなく僕を見定めて正拳突きを当ててきました。
それと食らった理由はですね、母には僕の特殊性癖がバレてるからですよ。」
と、自分から特殊性癖があることを暴露したし、見間違いという期待もなくなった。
(特殊でも、せめて軽めのものをお願い…)
最後の希望を信じて、
「ちなみに、どういう性癖を持ってるの?」
僕はそう質問した。
「え?子供達を遠くから見守る性癖ですが?」
「変態じゃん!」
最後の希望すら打ち砕かれた、僕の素直な感想である。
(…そりゃあ、正拳突きを食らわせるよ…)
マオさんの気持ちが痛いほど理解出来た。
日本でなら、いわゆるストーカー行為であり、普通に犯罪で、警察に捕まえられるだろう。
しかし、ここは異世界なので日本の法は適用されない、それが少し悔やまれた。
しかし、
「ん〜?僕としては、良い性癖だと思うのですが、やはりワタルさんも母と同じ反応をするんですね…」
と、何故かガッカリしていた。
(え?僕の反応、間違ってないよね?)
と、自分の気持ちが間違っているかの様な、錯覚に陥りつつ、
「ごめん…僕には理解してあげられそうにないや…」
と、ハオに謝っておいた。(何故だろう…)
「かなり、子どもたちの役には立てているはずなんですけどね〜。
子供達を危険から守る為に遠くから見守る…
ん〜、やはり良い性癖だと思うのですが…」
ハオが呟いた言葉を聞いた時、
「誤解を招く言い方をするなよ!」
と、思わず殴りそうになった。
(だが殴らなかった。だから僕を褒めて欲しい…)
「え?だって簡単に説明した方が楽だし、早くて良いじゃないですか〜。」
少しこ慣れた、日本の社会人の様な事を言っていた。
僕は、まだ社会人になったばかりだったので、簡単な説明が思い浮かばず、かと言って伝えない訳にはいかないので、時間をかけながら説明をしていた。
だが、長く勤めている人達は、僕よりも簡潔に、しかも分かりやすく他の人に伝えられていた。
そのため、僕もそれを目指そうと日々努力をしていた。
だから、今回の【説明不足かつ自分が楽】という説明にはとてもイラついた。
詳しく話すとややこしくなってしまうので、とりあえずハオには、
「これから自分の性癖を話すときは、キチンと
子供達を危険から守る為に遠くから見守る
こっちの説明をしろよ!」
と、ハオに伝えた。
ハオからは、
「…そうですか、ではとりあえず、長い方の説明を後で母にしておきます。」
と、少し反省をしてくれたようだ。
(これで、マオさんの誤解も解けるだろう。)
そう思って、ハオと離れようとしたが、
「すいませんが、こちらも1つお願いをしても良いでしょうか?」
と、まだ用事が終わってないという様に腕を掴んできた。
かなり精神的にもきていたが、ハオの目がかなり真剣だったので、
「…お願いは聞くだけはしてあげるけど、それを叶えてあげられる保証はないよ?」
と、僕もハオに合わせて真剣に答えた。
ハオは、
「ありがとうございます。
ただ、このお願いというのは、実は先ほどの性癖に繋がっていまして・・・」
と言って話し始めた。
聞き終わった僕は、
「話をまとめると、村に住んでいる獣人の子達を守りたい、そのために村の中を巡回して見守りたい。それで合ってる?」
と、ハオにも聞いてみた。
ハオは、
「はい、それで合ってます。」
と答えた。
まぁ、つまりは警察官のようにパトロールをしたいらしい。
ちなみに、パトロールをしてもお金は要らないらしい。(無償労働でも構わないと、ハオから提案された…)
すでにこの村の周りには、結界が張ってあり、村に危害を加えようとするものは中に入れないようになっている。
ただ、箱の力で作っているので未知の部分が多いので、【絶対に】安全とは言えなかった。
なのでハオの提案は、僕としては不安を解消出来るのでちょうど良かった。
だから、
「それじゃあ、とりあえず明日の朝からよろしくね?
今日は、自分の両親に性癖、というか【信念】を伝えておいで。」
そう言って、まずは両親に伝える事を最優先にした。
ちなみに、ハオが伝えた時には、僕は立ち会っては居ないので、断言をすることは出来ないが、ハオは、ちゃんとマオウとマオさんの2人に伝え、マオさんの誤解もしっかりと解けたようだ。
ハオが村のパトロールをする為に、村に住むことになったので、マオウとマオさんも村に住むと言った。
そのため、3人用の家を僕が箱の力を使って建ててあげた。
(家の内装等は、また今度触れようと思う。)
そうして、そこからハオのパトロールが始まった。
〜回想終了〜
続く
今回は、やっとハオについて触れる事が出来ました。(実は忘れてました…)
とりあえず、今回で消化出来ていなかったものは消化出来たと思います。
次回は、ハオがワタルを訪ねてきた理由について書こうと思っています。
それでは、また次回もお会いしましょう!
m(_ _)m




